【2024年最新】車両管理システムおすすめ12選|機能を徹底比較!
社用車を使用する事業所では、予約管理、アルコールチェック、日報類の確認・保管、車検等の点検・整備といった「車両管理」を行わなければなりません。
車両管理ご担当者の中には、業務効率化のために「車両管理システム」の導入を検討している方もいるかと思います。
そのような中で、
- 車両管理システムの主な機能を把握したい
- 料金や費用対効果が気になる
- 導入目的にマッチした車両管理システムを知りたい
- いろんな車両管理システムを比較したい
- 自社に合ったシステムをどうやって選べばいいか悩んでいる
といった声も多く聞かれます。
そこで本記事では、車両管理システムの「主な機能」や「メリット」、「料金体系」、「費用対効果の考え方」について詳しく解説します。また、目的別の「おすすめ車両管理システム」や「各製品の比較表」、「システムの選び方」も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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- スマホで簡単予約、一目でいつどの車が使用可能かわかる
- アルコールチェック結果の自動反映で効率アップ
- 面倒な記録類もスマホで簡単作成
- 作成した記録類はクラウド上で一元管理、チェックもらくらく
- スマホが鍵になるデジタルキー機能で鍵管理から解放
など、管理者とドライバー双方の業務効率化を叶える嬉しい機能が充実しています。 詳しいサービス内容を知りたい方は、ぜひ資料をダウンロードしてください。
車両管理システムとは
車両管理システムとは、社用車など業務において使用する車両を効率的に管理し、管理者やドライバーにかかる業務負担を減らすことができるツールです。
車両管理システムは、車両を管理する上で必要となる様々な機能を搭載しています。
具体的には、1台の車を複数人で使う場合の予約管理ができるシステム、運転日報や日常点検などの書類をデータで管理できるシステム、アルコールチェック義務化の対応をまるごと行うことができるシステム、走行距離を計測して最適なルートを教えてくれるシステムなどがあります。
2017年の中型トラックに対するタコグラフ搭載義務化をきっかけに需要が一気に高まり、2016年から2022年の間で、車両管理システムを導入した車両台数は約3.7倍になりました。
2022年4月から白ナンバーに対するアルコールチェックが義務化され、業務量が増加したこともあり、車両管理に関する業務負担を軽減させるためにシステムを導入する企業も増え、これから先も需要は伸びていくと言われています。
アルコールチェック義務化についておさらいしたい方は、『5分でわかるアルコールチェック義務化のすべて』をぜひご覧ください。
車両管理システムの機能やメリットについてご存じで、すぐにシステム比較をしたい方は、車両管理システム12製品の比較表をご覧ください。
車両管理の重要性と課題
そもそも、企業はなぜ車両管理を行う必要があるのでしょうか。いま一度、車両管理の重要性と業務内容についておさらいしておきましょう。また、実際に車両管理を行う中で抱えがちな課題も紹介します。
車両管理の重要性
企業が車両管理を行う主な理由としては、以下の3つが挙げられます。
- 車両を適切な状態に保ち、交通事故を防止するため
- 企業の資産である車両および、車両にかかるコストを管理するため
- 使用者責任など、企業としての法的責任を果たすため
交通事故を防止し従業員や地域住民の安全を守ること、経営状態に合わせたコスト管理、企業の社会的責任という観点から、車両管理は非常に重要な業務と言えます。具体的には、車両やドライバーの管理を担う「安全運転管理者」を設置したり、従業員が車両を使用する上でのルールとなる「車両管理規程」を制定したりして、車両管理を行います。
「安全運転管理者」や「車両管理規程」について詳しく知りたい方は、以下の資料と記事をご覧ください。
資料DL:安全運転管理者まるわかりガイド
参考記事:車両管理規程のテンプレート|規程の必要性や入れるべき内容も解説!
車両管理の業務内容
車両管理における具体的な業務内容は大きく3つあります。
①ドライバーの管理
ドライバーに点呼を実施して健康状態を確認するほか、安全運転教育や、運転免許証の更新状況を把握することも必要です。運転者台帳を作成している場合は、台帳の管理も含まれます。
②車両本体の管理
従業員が安心して車両を使用できるよう、車両本体の管理も重要です。
具体的には、保険の加入・更新や車検および定期点検の実施、車両管理台帳の管理などを行います。適切な車両台数を把握し、必要に応じて増減を調整することも大切です。
車両管理台帳については、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:車両管理台帳のエクセルテンプレート|記載項目や保存期間も解説
リース車両の場合は、リース会社にある程度の管理を任せているという企業も多いようです。
参考記事:社用車はリースと購入どちらがよいのか比較|費用感や人気車種も紹介
③記録類の管理
車両管理業務においては、管理すべき記録がいくつかあります。具体的には、日常点検の結果や運転日報、アルコールチェックの結果を記録し、保存します。
記録類については以下の記事で詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
参考記事:運転日報とは?記載すべき項目や書き方、保存期間もわかりやすく解説
参考記事:【チェックシート付】車の日常点検15項目|頻度やタイミングも解説
参考記事:【無料】アルコールチェック記録簿のひな形5選|記入例や保存方法も紹介
なお、車両管理を始める際のポイントや、具体的な業務内容といった車両管理の詳細については以下の記事にて解説しています。合わせて参考にしてください。
参考記事:車両管理とは?詳しい業務内容や始め方、効率的な運用方法も解説
法律上の義務
車両管理業務の中には、法律上の義務として位置づけられているものもあります。
たとえば、車両の日常点検は、道路運送車両法第47条の2において、自動車の使用者(一般的には企業や事業所の責任者)に義務付けられています。
道路交通法第74条の3では、一定台数以上の社用車を使用する企業や事業所に対して、安全運転管理者の選任が義務付けられています。安全運転管理者の業務としては、アルコールチェックや運転日報の作成や管理などを含む9つの内容が法律上に記載されています。
安全運転管理者が法律上行わなければならない業務内容や、違反した場合の罰則について知りたい方は、『安全運転管理者まるわかりガイド』をご覧ください。
車両管理で抱えがちな4つの課題
実際に車両管理の業務を開始してみると、様々な課題を感じることがあります。中でも、以下の4つの課題を抱えている企業が多いようです。
①免許や車検、保険などの更新漏れがある
従業員の運転免許証や自動車保険の有効期限、車検の実施などは、管理が煩雑で抜け漏れが発生しやすい業務です。
管理する従業員の人数や車両の台数が多い場合は、有効期限のタイミングがバラバラになることも多く、毎月のように更新の実施・確認を行わなくてはならないこともあります。
リース車両はリース会社からはがきが届いて更新時期を知らせてくれるケースもありますが、管理者がデータベースを作成して管理している場合などはチェックの抜け漏れが発生しやすい点が課題となっています。
②アルコールチェックが大変
アルコールチェック義務化により、運転前後にアルコールチェックの業務が追加されました。コンプライアンス遵守の観点からも業務の重要性は理解しているものの、しっかり運用しようとすればするほど大変・・・という声も少なくありません。
アルコールチェックは実施するだけでなく、確認結果を記録して保存したり、アルコールチェッカーを定期的に点検・メンテナンスすることも求められているため、こうした管理の手間が課題となっています。
アルコールチェック義務化について復習したい方のために、『5分でわかる!アルコールチェック義務化のすべて』をご用意しました。ぜひご覧ください。
③紙の記録類の管理が大変
車両管理においては、運転日報や日常点検の記録を管理する必要があります。そこへアルコールチェック記録の管理も加わり、業務負担が増加しています。
これらの記録類は一定期間保管する必要があるため、紙で運用していると莫大な枚数になります。また、記入漏れや提出漏れがないか確認する必要もあるため、社用車を頻繁に使用する場合や台数が多い場合には、管理が大変です。
④最適な車両台数がわからない
社用車を導入する際は、どれくらいの使用頻度になるのかリサーチして台数を決めることになります。しかし実際に導入してみると、思ったより使用頻度が高く必要な時に社用車がなくて使えない場合や、全く使われていない社用車がある場合もあります。
実際に何台必要になるか導入前に正確な予測を立てるのは難しいため、一旦は適当と思われる台数を導入するしかありませんが、導入後は稼働状況を把握して台数を見直す必要があります。
台数が不足している場合は業務遂行に支障をきたし、逆に車両が余っている場合は経費が無駄になってしまいます。
とはいえ、自社に必要な車両台数を正確に把握することは困難です。最適な車両台数で運用できている企業はあまり多くないかもしれません。
車両管理システムの役立つ8つの機能
車両管理は、企業の交通安全確保において非常に重要な業務ですが、先ほど紹介したように業務の漏れや負担などといった課題を抱えることも多いです。そこで頼りになるのが車両管理システムです。
ここでは、車両管理の課題を解消するのに役立つ、車両管理システムの8つの機能について詳しく解説します。
車両予約・管理機能
社用車を使う際に、事前の予約が必要な会社も多いかと思います。車両予約・管理機能があれば、システム上で車両の空き状況を確認してその場ですぐに予約したり、予約変更をしたり、誰がどの車に乗っているかをシステム上で確認したりすることができます。
アプリでも利用できるシステムであれば、空き状況を外出先からでもいつでも確認することができるので、営業など外出が多い職場では特に重宝されます。
アルコールチェック機能
アルコールチェック機能は、アルコールチェックの測定結果の記録をシステム上で入力・管理できる機能です。システムによっては、アルコールチェッカーと連携して測定結果が自動で入力されるものや、記録に未記入・未提出があった場合に通知が送信されるものもあります。
アルコールチェック義務化に伴い、アルコールチェック機能の需要は大幅に拡大しました。社用車のアルコールチェックについては以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
参考記事:【最新】社用車のアルコールチェック義務化を解説!実施方法や罰則も
免許証等の有効期限管理機能
免許証等の有効期限管理機能とは、ドライバーの運転免許証や車検などの有効期限が近づくと本人や管理者に通知が届く機能です。
ドライバーが多い場合や社用車の台数が多い場合、免許証や車検の更新時期がバラバラであることが多く、更新漏れのリスクがありますが、アラートにより更新漏れを防ぐことが可能となります。
免許証の有効期限が切れている人や車検が実施されていない車両は予約できないようにすることで、物理的に期限切れの人や車両の利用制限ができる機能を搭載しているシステムもあります。
なお、これらの情報は車両管理台帳を作成して管理する方法もあります。車両管理台帳については以下の記事で詳しく解説しています。無料でダウンロードできるサンプルもご紹介しているので、合わせてご覧ください。
参考記事:車両管理台帳のエクセルテンプレート|記載項目や保存期間も解説
日報類のデジタル化機能
車両管理業務の中で工数がかかると言われているのが、日報類の管理です。運転日報や日常点検記録に加えて、アルコールチェック記録も保管しなくてはならなくなりました。
これらの日報類をまとめてデータ提出・管理することができる機能を搭載したシステムもあります。
運転日報に関するシステム(アプリ)については以下の記事も参考にしてください。
参考記事:【2024】運転日報アプリおすすめ11選|無料アプリや機能比較も紹介
デジタルキー機能
デジタルキーとは、鍵の施錠・解錠をスマホで行うことができる仕組みのことです。デジタルキー機能が搭載されていると、非対面で鍵の受け渡しを行うことができます。
貸出・返却の手間がなくなるだけでなく、鍵そのものを携帯する必要がなくなるため、紛失するリスクを低減することもできます。
デジタルキーについては以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
参考記事:スマホが車の鍵になる「デジタルキー」とは|仕組みや対応車種も紹介
動態管理機能
動態管理とは、車などの移動するものの位置情報や状態をリアルタイムで取得し、管理することです。具体的には、GPS機能のある端末を車に搭載し、位置情報などの走行履歴を記録します。
システムによっては、実際の走行ルートを記録した上で、より効率的に移動することができる最適ルートを提案する機能が備わっているものもあります。
動態管理については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
参考記事:動態管理とは?必要性やメリット、おすすめのシステムも紹介!
稼働状況集計機能
紙で管理している場合に確認することが難しいのが、車両の稼働状況です。予約管理機能で予約状況を保存している場合や、デジタルキーで鍵の操作ログが取れる場合、動態管理機能で移動の記録が残っている場合には、データを活用すると車両の稼働状況を把握することが可能です。
これらの情報をシステムからダウンロードして手作業で集計することもできますし、システムによっては自動で集計してグラフ化してくれるものもあります。
安全運転支援機能
安全運転支援機能には、居眠り運転や急加速、急ブレーキ等を自動で検知する危険運転アラートや、安全運転、エコドライブの観点からドライバーの運転傾向を分析する機能、事故につながる危険のあった場所をマークするヒヤリハットマップなどがあります。
これらの機能を活用することで、各ドライバーに合った適切な運転指導や、交通事故のリスクが高い場所の情報を共有することができます。
車両管理システムの8つのメリット
ここでは、車両管理システムを導入すると管理者とドライバーそれぞれにどのようなメリットがあるのかを解説します。
管理者のメリット
管理者にとってのメリットは以下の4つが挙げられます。
管理工数の削減
車両の管理業務は多岐にわたるため、台数が多い場合や管理者の人数が少ない場合などは特に多くの時間が必要となります。
車両管理システムを用いると、予約や鍵の受け渡し、アルコールチェックにかかる時間を短縮したり、記録類をペーパーレス化して一元管理することで、抜け漏れを防止したりすることができ、工数削減につながります。
社用車の管理方法を見直して業務効率化を叶えた企業様の事例を、『成功事例から学ぶ最新社用車管理』で紹介しています。自社の運用と見比べて、より効率的な社用車管理の運用方法を検討してみましょう。
生産性向上
動態管理機能でリアルタイムに位置情報を把握すると、トラブルや急な業務が発生した場合でも適切な人員配置を行うことができます。
また、日報類のデジタル化や自動作成等のドライバーの負担を軽減する機能を備えたシステムを導入すると、ドライバーは本来の業務に集中できる時間が増えるので、生産性の向上が見込まれます。
経費削減
デジタルキー機能や動態管理機能、車両稼働状況集計機能などを活用することで、車両の正確な稼働状況を把握し、車両台数の最適化を行うことができます。
その他にも、ルート最適化による燃料費の削減や、車両に関する情報を一元管理することによる管理工数削減なども見込めるので、適切なシステムの導入は経費削減につながります。
コンプライアンス遵守
飲酒運転や交通事故のない安全な社会にするため、企業にはアルコールチェックや車検の徹底、安全運転教育の実施等が求められています。
法令違反や交通事故による企業のイメージダウンや社会的信用を失うことを避けるためにも、社用車に関する適切な運用体制を構築する必要があります。車両管理システムはそういった観点でも活用することができます。
ドライバーのメリット
ドライバーにとってのメリットは以下の4つが挙げられます。
利便性の向上
車両の予約管理を管理部署の台帳やホワイトボードで行っていると、予約や変更をしたい場合に毎回管理部署に行ったり、電話したりといった煩わしさが伴います。
車両管理システムなら外出先からでも簡単に車両の空き状況が確認でき、その場で予約が完了できるため、利便性が向上します。また、外出先でアルコールチェックを行う場合も、測定結果が自動でクラウド上に保存されるため、管理者にメールやチャットで提出する手間を解消できます。
社用車を使用する中で生じる「面倒」を減らし、利便性を向上させることによって得られるメリットや事例について、『営業担当者必見!タイパ&売上UPが叶う!?スマートな社用車の使い方とは』で紹介しています。ぜひご覧ください。
管理者とやり取りする手間を削減
社用車を利用する際には、鍵の受け渡しや日報類の提出など、管理部署とのやりとりが頻繁に発生します。
車両管理システムを活用すると、システム上で完結する業務が増え、やり取りの負担や手間を軽減することができます。
長時間労働の解消
車両管理システムを導入することで、ドライバーにとって負担になりがちな日報類の作成を自動化したり、ペーパーレス化したりでき、日報作成にかかる手間や時間を削減できます。
また、効率的な走行ルートを提案してくれる機能を活用すれば、移動時間の短縮につながり、長時間労働の解消に役立ちます。
働きやすさの向上
鍵の返却やアルコールチェック、日報類の提出のために管理部署に赴く必要があるという企業も多いかと思います。
デジタルキー機能や日報類のデジタル化機能が搭載されたシステムを導入すれば、鍵の受け渡しや日報類の対面での提出が不要になるため、直行直帰やテレワークなどの選択肢が広がり、働きやすさの向上をもたらします。
導入する際の注意点
車両管理システムを活用して得られるメリットについて解説してきましたが、システムを導入する際には注意しなければいけないポイントもあります。
コストがかかる
車両管理システムを導入する際、多くの場合にはコストが発生します。
一般的に月額制のシステムが多く、どのシステムを選んでもランニングコストが発生する可能性が高いです。また、システムによっては初期費用が必要な場合もあります。
ただし、システム導入により見えないコストが削減できたり、減車や保険料低減など効果が現れてくれば、ある程度ペイできる可能性もあります。
定着させるための取り組みが必要
車両管理システムに限らず、新しくシステムを導入する場合には、社内で利用方法を定着させなくてはなりません。せっかく導入しても、「使い方が煩雑で使ってもらえない」「使いにくいとクレームがきた」というケースもあります。
システムを有効活用するためには、マニュアルを作成したり、利用説明会を開催したりするなど、利用者(ドライバー)に向けたサポートが必須となります。
行動を監視されることへ抵抗を感じる従業員もいる
動態管理は位置情報をリアルタイムで把握したり、走行ルートを記録したりするため、ドライバーは「常に監視されている」と感じることも多いです。運転方法を評価されることに対しても、ベテランドライバーはよく思わない可能性があります。
システム導入の目的は従業員の監視ではなく、安全を守るためであるということを理解してもらうことが大切です。
紙管理→システム管理でこんなに変わる!
車両管理システムの主な機能やメリット、導入する際の注意点について理解したものの、紙での管理からシステム管理にすることで具体的にどのように変わるのかイメージが持てない…という方もいるかと思います。
東海理化が提供する車両管理システム「Bqey(ビーキー)」を例として、車両予約、運転前後のアルコールチェック記録、運転日報提出までのスマホ操作の流れと、データ管理のPC画面を紹介します。
1.スマホアプリを開いて、車両予約を行います。
カレンダー画面から使いたい日付と時間、車種を選択してタップし、予約ボタンを押したら予約完了です。
2.必要に応じて車両の日常点検を行います。
点検結果はアプリからOK/NGをタップして入力し、記入完了ボタンを押します。
3.安全運転管理者の立ち合いのもと、運転前後のアルコールチェックを行います。
検知器とBluetooth接続することで、測定結果などの情報は自動入力されるため、その他必要な情報を入力します。入力したら登録ボタンを押してアルコールチェック記録の提出完了です。
4.運転業務が終了したら、アプリで運転日報を作成します。
運転開始・終了時刻は車両予約の情報と連動しているため、プルダウンを開くだけで自動入力されます。運転開始時メーター距離は、前回の運転終了時メーター距離に基づき自動入力されるため、ドライバーは基本的に終了時のメーター距離だけ入力すればOKです。メーター距離の入力が完了すると、日走距離が自動計算・入力されます。
給油量や高速道路利用、行き先など必要に応じて入力項目をカスタマイズすることができます。
5.提出された記録はすぐにシステムに反映され、管理者はPCから内容を確認することができます。データは自動で3年間クラウド上に保存されます。
未提出や未記入があった場合には、ドライバーに自動で通知が届くので、管理者のチェックの手間や、ドライバーと管理者のやり取りにかかる時間を削減することができます。
紙管理からスマホやPCを活用したシステム管理にすることで、ご自身の業務フローがどのように変わるのかイメージいただけましたでしょうか。
以下の表では、紙管理とシステム管理を5つの観点から比較しています。ぜひ参考にしてください。
比較ポイント | 紙管理 | システム管理 |
---|---|---|
業務効率 |
△ ・記録や確認に時間がかかり、対面での提出が必須 ・後から必要な情報を検索するのも手間 |
◎ ・自動記録、確認作業の簡略化が可能 ・データの共有や検索も容易 |
ドライバーの利便性 |
△ ・車両予約や鍵の受け渡しのために管理部署に立ち寄る必要がある ・運転日報やアルコールチェックの結果を記録するタイミングが限定的 |
◎ ・スマホで予約や鍵の操作が可能となり、移動のムダを解消 ・スマホで簡単に記録提出ができるため、ちょっとしたスキマ時間に済ませることが可能 |
コンプライアンス |
△ ・車検や免許証の更新、アルコールチェックなど法令で義務付けられている業務を見落とす可能性がある ・ヒューマンエラーによる記録の抜け漏れが発生しやすい ・誤字脱字などにより正確性に欠けることがある |
◎ ・更新時期や業務漏れに対するアラートを設定することで見落としや記録の抜け漏れを防止 ・自動入力などの機能によりエラーを抑制しデータの正確性が向上 |
セキュリティ |
△ ・書類の置き忘れや紛失・盗難による情報漏洩のリスクがある |
◎ ・紙の書類で想定されるリスクを回避 ・アクセス制限することで不正利用や改ざんを防止 |
車両台数の最適化 |
△ ・最適化に必要となる、車両の正確な稼働データを把握するのが困難 |
◎ ・稼働データを自動で収集・集計でき、最適な車両台数が一目瞭然 |
料金体系と費用対効果の考え方
車両管理システムのメリットや従来の紙管理との比較結果を踏まえると、導入を検討される方が気になるのは、料金や費用対効果が十分に得られるかどうかだと思います。
車両管理システムを利用するためには、一般的に初期費用(デバイス代、設置費用、初期登録費用など)と月額費用(通信費、サービス利用料など)の2つの費用が発生します。
ここでは、料金相場と費用対効果の考え方についてお伝えします。
初期費用
- デバイス代:ドライブレコーダーや、車両のデータを取得する専用デバイスの導入が必要な場合、1台あたり10,000円~100,000円程度かかるのが一般的です。ドライブレコーダーの性能の差などにより価格帯が幅広くなっています。
- 設置費用:ドライブレコーダーは自分で取り付けることも可能ですが、専門的な知識や技術が必要です。また、法人の場合は設置台数が多くなるため、プロの業者に依頼するのが一般的です。設置費用はカメラの数や依頼する業者によって異なりますが、車1台あたりの相場は10,000円~30,000円程度です。シガーソケット型の専用デバイスを利用する場合は、差し込むだけなので設置費用は不要です。
- 初期登録費用:利用者のデータをシステムに登録するための手数料が必要となることがあります。多くの場合、企業一社あたりいくらという形で設定されています。価格はおおよそ1万円台に設定されていることが一般的です。
月額費用
- サービス利用料:車両1台または利用者1人あたり1,000円~5,000円/月が相場です。
アルコールチェック機能を搭載したシステムでは、アルコールチェッカーを月額課金でリースできるうえ、耐用年数に達すると自動更新されるものもあります。 また、ドライブレコーダーをレンタルできるシステムには、初期費用がかからない代わりに、本体代金が月額費用に加算される料金プランもあります。
アルコールチェッカーやドライブレコーダーなどのデバイス代を月額費用で支払うため、ランニングコストは高くなりがちですが、毎月の支払金額を一定にしたい場合にはおすすめのプランです。
そのほか、通信費が別途かかる場合があります。また、欲しい機能がオプションとなっている場合、オプション料金も加算されます。
これらの料金は目安であり、契約内容や台数に応じて変動するため、実際に見積もりを依頼するのが確実です。また、長期契約による割引やボリュームディスカウントなどが適用される場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
費用対効果の考え方
車両管理システムは、短期的なコストメリットを感じにくい特徴があります。経費削減などの直接的な効果は、ある程度運用してはじめて得られるためです。
また、期待される効果が、交通事故の防止や社用車利用に関する手間の削減など、間接的であることも理由の一つです。
したがって、車両管理システムの費用対効果は、直接的な効果と間接的な効果を分けて考えることが重要です。
直接的な効果
直接的な効果としては以下の3点が挙げられます。
①稼働状況から最適な車両台数を把握し、減車することで経費削減できる
②交通事故を防止することで保険料が下がる
③効率的な運転や走行ルートの最適化により、燃料費が削減できる
間接的な効果
間接的な効果としては以下の3点が挙げられます。
①交通事故防止により従業員の安全を確保できる
②コンプライアンス遵守を徹底することで企業の信頼性を確保できる
③業務効率化により人件費削減や生産性向上が見込める
以上のことから、車両管理システムの導入は十分に効果が得られると考えられます。しかし、システムの内容や企業の抱える課題によって異なる部分もあるため、慎重に検討してください。
システム比較において重要な3つの観点
車両管理システムは機能もサービスも多岐にわたるため、どのように比較すればよいか悩んでいる方もいると思います。
ここでは、車両管理システムを比較する上で重要な3つのポイントを紹介します。
①機能を比較
車両管理システムを導入する目的は、自社の抱えている課題を解決することです。車両管理システムを選ぶ際は、自社の課題を解決できる機能が備わっているかどうかを確認する必要があります。
そのためにはまず、自社が抱えている課題を見える化する必要があります。課題は管理者だけでなくドライバーも抱えている可能性があります。ドライバーにもヒアリングし、双方にとってメリットのある機能を探すことをおすすめします。
また、機能によってはドライバーに負担をかけてしまう可能性もあります。システム導入後に社内でしっかりと運用を定着させて活用するためにも、ドライバーの視点でも使いやすいシステムや機能を選定する必要があります。
機能が増えれば増えるほど、料金は高くなります。本当に必要な機能だけを絞り込むようにしましょう。適切な機能を絞り込むことは、使いやすさにもつながります。
②料金を比較
システムを導入する際には、料金がいくらかかるのかが非常に重要です。料金については、以下のポイントを確認するようにしましょう。
- 初期費用がかかるかどうか
車両工事が発生する場合や専用デバイスが必要な場合などには、ランニングコストとは別に初期費用がかかる可能性があります。動態管理機能があるシステムだと特に初期費用が必要になることも多いので、導入前に必ず確認するようにしましょう。
- どのような料金体系なのか
月額課金なのか買い切り型なのかを確認しましょう。また、月額課金の場合は「車両1台あたり」か「利用者1人あたり」のどちらで料金が発生するのかによって、トータルでかかる費用が大きく異なる場合があります。
③デバイスを比較
車両管理システムには、様々なデバイスの種類があります。デバイスの種類によっては設置工事が必要となる場合があり、機能面でも異なります。主なデバイスのタイプは以下のとおりです。
- OBD-Ⅱ型
工事不要ですぐに使えます。直近20年くらいの間に生産された国産車であれば対応可能です。
- シガーソケット型
工事不要ですぐに使えて、給電なしで使用できます。
- アプリ型
工事不要ですぐに使えて、安価に利用できることが多いです。アプリ専用の機能がある場合も多いです。
- ドライブレコーダー型
設置工事が必要です。ドラレコと一体化しているため、ドラレコを検討している場合はおすすめです。
- デジタルタコグラフ型
設置工事が必要です。リアルタイムで位置情報や走行ルートを取得できるので、詳細なデータがほしい場合におすすめです。
工事不要で機能が多岐に渡るという点では、「アプリ型」は使いやすいです。設置工事が必要になるというデメリットはありますが、ドラレコの導入を検討している場合や、運転に関する様々なデータを取得したい場合には、「ドライブレコーダー型」や「デジタルタコグラフ型」を選ぶとよいでしょう。
『車両管理システムの選び方』では、自社に合った車両管理システムを選ぶポイントをイラスト付きでわかりやすく紹介しています。ぜひダウンロードしてみてください。
【目的別】車両管理システムおすすめ12製品
ここからは、車両管理システムを検討する際によくあがる5つの目的別に、おすすめの製品を紹介していきます。以下のリンクから該当部分に飛ぶことができます。
自社の目的に合った車両管理システムを見つけるための参考にしてください。
①コンプライアンスを強化したい
アルコールチェックの徹底、免許証や車検等の有効期限切れ防止、社用車の利用ルール徹底などにより、コンプライアンスを強化したい企業におすすめの車両管理システムを3つ紹介します。
Bqey(ビーキー)
自動車部品メーカーとして車の鍵を製造してきた高い技術力を生かして開発した「デジタルキー」が強みです。これを活用することで、アルコールチェックの結果がNGの場合や、免許証や車検の有効期限切れの場合は、車の鍵が開かないようにすることができます。システムにより物理的に車に乗り込めない環境を作ることで、法令違反を確実に防ぎます。
車両予約・アルコールチェック・運行記録・稼働状況といった車両管理に必要な情報をクラウド上で一元管理できる点も魅力です。
機能一覧
車両予約・管理機能 | ○ |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | ○ |
動態管理機能 | × |
稼働状況集計機能 | ○ |
安全運転支援機能 | × |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 不要 |
D-Drive
参照元:D-Drive | 株式会社ユビテック (ubiteq.co.jp)
専用のアルコールチェッカーでアルコールチェックを実施し、クリアした場合のみ車載機のエンジンロックを解除して運転できるように制御することで、アルコールチェックの徹底をサポートします。
機能一覧
車両予約・管理機能 | × |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | ○※1 |
動態管理機能 | × |
稼働状況集計機能 | ○※2 |
安全運転支援機能 | ○ |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 要確認 |
Booking Car
参照元:Booking Car - 社用車専用クラウドサービス
管理者によるアルコールチェック結果のリアルタイム承認を必須とすることで、コンプライアンスの強化につながります。オプションのキーボックスを利用すれば、車の鍵の無断利用や未返却の防止にも役立ちます。
機能一覧
車両予約・管理機能 | ○ |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | × |
稼働状況集計機能 | ○ |
安全運転支援機能 | × |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 |
要確認 |
②車両台数を最適化してコストを削減したい
社用車の正確な稼働状況を把握し、台数を最適化することで、車両の維持・メンテナンスにかかるコストを削減したい企業におすすめの車両管理システムを3つ紹介します。
Bqey(ビーキー)
自動車部品メーカーとして車の鍵を製造してきた高い技術力を生かして開発した「デジタルキー」が強みです。デジタルキーとはスマホが車の鍵代わりになる機能のことで、車の施錠・解錠のログを残すことが可能です。このデータを自動集計して、日別・時間別の正確な稼働実績をグラフ化してくれるため、客観的なデータに基づいて車両台数の最適化を進めることができます。
デジタルキーの利用に必要なデバイスは、初期費用・取付工事が不要なのも嬉しいポイントです。
機能一覧
車両予約・管理機能 | ○ |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | ○ |
動態管理機能 | × |
稼働状況集計機能 | ○ |
安全運転支援機能 | × |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 不要 |
SmartDrive Fleet
参照元:クラウド車両管理システム SmartDrive Fleet|SmartDrive|移動データプラットフォームで移動の進化を後押しする
誰に・どの程度利用されているのかといった稼働状況を可視化することができます。車両予約機能と組み合わせることで、予約と実績の突き合わせ作業が可能となり、予約したのに実際は利用していない「カラ予約」もひと目でわかるようになります。
機能一覧
車両予約・管理機能 | ○ |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○ |
稼働状況集計機能 | ○ |
安全運転支援機能 | ○ |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 必要 |
くるみえ
各車両の稼働日数や走行距離を見える化し、稼働日数が少ない車両に対して原因や必要性を検討することができます。車両を10%減らすことができれば、くるみえの導入費用がまかなえ、20%減らすことができれば、コスト削減につながるとのことです。
機能一覧
車両予約・管理機能 | ○ |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | × |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○ |
稼働状況集計機能 | ○ |
安全運転支援機能 | ○ |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 |
要確認 |
③交通事故を減らしたい
社用車による交通事故は、従業員や相手にケガを負わせるだけでなく、企業の信頼性低下や想定外のコストがかかるといったリスクもあります。システムを利用して交通事故を減らしたいと考える企業におすすめの車両管理システムを3つ紹介します。
LINKEETH(りんきーす)
参照元:テレマティクスサービス「LINKEETH」(りんきーす)|ドコモビジネス|NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
ドラレコのAIやセンサーが、ながら運転などの危険挙動を検知しドライバーに警告にすることで、重大事故を未然に防ぎます。高精度な運転診断ロジックにより、急加速や急ブレーキといったヒヤリハットだけでなく日常運転のクセまで解析し、根本的な改善を可能にします。
機能一覧
車両予約・管理機能 | × |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | × |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○ |
稼働状況集計機能 | × |
安全運転支援機能 | ○ |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 要確認 |
DRIVE CHART
参照元:DRIVE CHART(ドライブチャート)- 次世代AIドラレコサービス (drive-chart.com)
AIドラレコが様々な危険シーンを検知して普段の運転行動を分析し、運転傾向をレポートに表示します。わき見運転を検知したら警報を発して、リアルタイムでドライバーに危険運転を認識させることで、事故発生を防ぎます。
機能一覧
車両予約・管理機能 | × |
---|---|
アルコールチェック機能 | × |
免許証等の有効期限管理機能 | × |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○ |
稼働状況集計機能 | × |
安全運転支援機能 | ○ |
アプリの活用 | × |
初期費用 | 必要 |
KITARO
参照元:KITARO|SMART DRIVE PARTNER|KITAROサービスサイト (kitaro-sdp.com)
4つのデバイスが用意されており、目的によって使い分けます。たとえば、OBDⅡアダプタでは安全評価やエコドライブ評価で運転成績がランキングでき、ドラレコではヒヤリハットを検知すると自動で20秒間の動画がアップロードされ、管理者は映像をピンポイントで確認することができます。
機能一覧
車両予約・管理機能 | × |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | × |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○ |
稼働状況集計機能 | × |
安全運転支援機能 | ○ |
アプリの活用 | × |
初期費用 | プランにより不要 |
④車両の位置情報を把握したい
テレマティクスを活用して、車両の位置情報の把握やモニタリングを行いたい企業におすすめの車両管理システムを3つ紹介します。
SmartDrive Fleet
参照元:クラウド車両管理システム SmartDrive Fleet|SmartDrive|移動データプラットフォームで移動の進化を後押しする
高精度のGPSにより、確実に現在位置や走行ルートを可視化できることが特長です。車両管理システムによくある「実際の位置と異なる」「記録されていなかった」というトラブルを未然に防ぎます。シガーソケット型デバイス、ドラレコ、他社製デバイスなど広く対応しています。
機能一覧
車両予約・管理機能 | ○ |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○ |
稼働状況集計機能 | ○ |
安全運転支援機能 | ○ |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 必要 |
Cariot(キャリオット)
参照元:ドライバー働き方改革クラウドCariot(キャリオット)
3秒に1回の同期で全車両の位置情報とステータスがリアルタイムに可視化できます。計画に対して遅延が予測された段階で相手先にメールで通知するなど、「いつ着くか」がわかることで準備やフォローが可能となります。
機能一覧
車両予約・管理機能 | ○ |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○ |
稼働状況集計機能 | ○ |
安全運転支援機能 | ○ |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 不要 |
BUSINESS NAVETIME 動態管理ソリューション
参照元:ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション | クラウド型動態管理・配車計画システム (navitime.co.jp)
スマホのGPSを使って、作業者の位置や作業状況、次の訪問先とその到着時間などを地図上に表示できます。独自技術により、新規開通した道路情報を迅速に地図データに反映することができ、正確な到着予想や効率的な配送計画に役立ちます。
機能一覧
車両予約・管理機能 | × |
---|---|
アルコールチェック機能 | × |
免許証等の有効期限管理機能 | × |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○ |
稼働状況集計機能 | × |
安全運転支援機能 | × |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 要確認 |
⑤コストをかけずに車両管理をシステム化したい
システムを導入して車両管理業務を効率化したいけれどあまりコストはかけたくない、お試し感覚で始めてみたい、といった企業におすすめの車両管理システムを3つ紹介します。
Bqey(ビーキー)
自動車部品メーカーとして車の鍵を製造してきた高い技術力を生かして開発した「デジタルキー」が強みで、スマホで鍵の施錠・解錠を行えます。
車両予約・アルコールチェック・運行記録・日常点検・免許証や車検の有効期限管理・稼働状況把握と豊富な機能を搭載しているにも関わらず初期費用が不要で、1台・1ヶ月から利用開始できるため気軽に始めることができます。
機能一覧
車両予約・管理機能 | ○ |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | ○ |
動態管理機能 | × |
稼働状況集計機能 | ○ |
安全運転支援機能 | × |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 不要 |
AI-Contact フリート(アイ・コンタクト フリート)
参照元:AI-Contact フリート|完全無料の運行管理システム
初期費用・月額費用ともに完全無料のサービスです。スマホとPCを用いて、運行ルート管理や運転日報の入力・出力、動態管理、車検や免許証の期限管理、アルコールチェック記録管理が行えます。
機能一覧
車両予約・管理機能 | × |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | ○※ |
稼働状況集計機能 | × |
安全運転支援機能 | × |
アプリの活用 | ○ |
初期費用 | 不要 |
KIBACO
参照元:クラウド型車両管理システム-KIBACO(キバコ)|カーマネジメントサービス (kimura-kibaco.jp)
車検や保険の満期情報、リースやメンテナンスの契約情報、コーポレートカードの管理などといった管理者機能のみであれば、初期費用・月額費用ともに完全無料で利用できます。有料の運転手オプションをつければ、アルコールチェックや運転日報、交通安全動画などの機能も利用できるようになります。
機能一覧
車両予約・管理機能 | × |
---|---|
アルコールチェック機能 | ○※ |
免許証等の有効期限管理機能 | ○ |
日報類のデジタル化機能 | ○※ |
デジタルキー機能 | × |
動態管理機能 | × |
稼働状況集計機能 | × |
安全運転支援機能 | × |
アプリの活用 | × |
初期費用 | 不要 |
車両管理システム12製品の比較表
目的 | コンプライアンス | コンプライアンス | コンプライアンス | コスト削減 | コスト削減 | コスト削減 | 交通事故削減 | 交通事故削減 | 交通事故削減 | 位置情報把握 | 位置情報把握 | 位置情報把握 | 低コスト | 低コスト | 低コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サービス名 | Bqey(ビーキー) | D-Drive | Booking Car | Bqey(ビーキー) | SmartDrive Fleet | くるみえ | LINKEETH | DRIVE CHART | KITARO | SmartDrive Fleet | Cariot | BUSINESS NAVETIME 動態管理ソリューション | Bqey(ビーキー) | AI-Contact フリート | KIBACO |
車両予約・管理 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
アルコールチェック | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
免許証等の有効期限管理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
日報類のデジタル化 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
デジタルキー | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × | × | × | × | × | × | ○ | × | × |
動態管理 | × | × | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × |
稼働状況集計 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
安全運転支援 | × | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × |
アプリの活用 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
初期費用 | 不要 | 要確認 | 要確認 | 不要 | 必要 | 要確認 | 要確認 | 必要 | プランにより不要 | 必要 | 不要 | 要確認 | 不要 | 不要 | 不要 |
車両管理システムを選ぶための3ステップ
ステップ1:システムの導入目的・解決したい課題を整理する
ステップ2:課題を解決できる機能を把握する
ステップ3:導入のしやすさ・導入前後のサポート体制を確認する
まずは車両管理・ドライバーの労務管理に関して自社の抱えている課題を整理し、車両管理システムの主な機能のうちどれを活用すれば解決できるのかを見極めましょう。
導入を検討する際には、費用対効果やサポート体制、導入しやすいデバイスであるかどうかも確認するようにしましょう。
自社に合ったシステムを選定するポイントについて知りたい方は、『車両管理システムの選び方』をダウンロードしてみてください。自社の抱える課題を整理するためのチェックシートも掲載しているのでぜひ活用してください。
導入の流れとスケジュール
車両管理システムを導入するために必要なステップや、導入までおおよそどれくらいの時間がかかるのかを把握したい方に向けて、ここでは導入の流れとスケジュールについて解説します。
導入の流れ
車両管理システムの多くは、特定のユーザー向けとして0から作り上げるものではなく、一般向けに提供されている既成のシステムです。
先ほど紹介した3ステップに沿ってどのシステムにするかを選定したら、以下のような流れで導入を進めます
①テスト運用
いきなり全社で運用を開始するのではなく、まずは導入目的に合致しているかを確認するため、範囲や人数を限定してテスト運用を実施します。
欲しい機能を備えていても、使いにくいとドライバーに浸透しない恐れがあるため、使い勝手についてもよく確認しておくことをおすすめします。
②社内への周知
車両管理システムの導入をスムーズに進めるためには、社内への周知が必要不可欠です。
ドライバーは従来の手順に慣れているため、新しい手順に変わることに抵抗を感じることも少なくありません。
システムのマニュアルや使い方だけでなく、なぜシステムを導入する必要があるのか、導入することで実際の業務においてどのようなメリットがあるのかについても丁寧に説明し、ドライバーの理解を得ることが大切です。
社内周知に活用できる情報や資料がないか、システム提供元に相談してみるのもよいでしょう。
③本格運用
導入目的に合致し、使い勝手に問題ないことが確認できたら、いよいよ本格運用をスタートします。
④定着サポート
せっかく車両管理システムを導入しても、十分なサポートがなければメリットを十分に活用できず、結果としてシステムを利用しなくなる可能性があります。
導入後もシステム利用が定着するまでサポートしてくれるシステム提供元もあるため、このようなサービスはぜひ有効活用しましょう。
利用方法が分からなくなった時のために、分かりやすいマニュアルを用意したり、社内の問合せ窓口を明確にしておいたりすることをおすすめします。
⑤効果測定
車両管理システム導入の最終目的は、全従業員がシステムを使いこなし、車両管理に関わる業務効率を向上させることです。
そのためには、理解度や使い勝手のフィードバックをもらうことが重要です。また、システム導入の費用対効果を評価することも重要です。
なお、導入するシステムの価格によっては、社内稟議を通す必要があったり、予算取りが必要となったりするケースもあります。
車両管理システムの稟議に必要なポイントを知りたい方は、以下の資料をご覧ください。
導入スケジュール
車両システム導入のスケジュールは、他システムとの連携やデータ移行の有無、ドライブレコーダー等のデバイスや連動するアルコールチェッカーの手配などにより異なりますが、おおまかには以下のようなスケジュールで進めます。
SaaS型システムの場合は、より短期間で導入できる場合もあります。導入したい時期が確定しているのであれば、あらかじめシステム提供元に相談しておきましょう。
以下の記事では、システム導入を成功させるためのポイントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
車両管理システムの導入事例
ここからは、実際に車両管理システム「Bqey(ビーキー)」の導入事例を紹介します。車両管理システムの導入によりどのような効果があったのか見ていきましょう。
株式会社ファーマフーズ様の事例
株式会社ファーマフーズは、創薬、機能性素材、機能性製品の開発・販売を行う企業です。近年ではサプリメントの「タマゴサミン」、育毛剤の「ニューモ」などの通信販売事業も展開しています。
同社では、京都本社を中心に社用車を利用しており、業務効率化のために車両予約やアルコールチェックを一元管理したいという理由から「Bqey」を導入いただきました。
- 抱えていた課題
・アルコールチェックや車両予約の台帳記入が煩雑で、利用者の負担となっていた
・社用車の鍵の受け渡しのために、別棟にある管理部まで出向く手間がかかっていた
- Bqeyを導入して感じたメリット
・アルコールチェックや車両予約等の社用車管理の大部分をBqeyに任せるようになったことで、業務負担を大幅に軽減することができた
・アルコールチェック確認者を各部署に設定できるようになり、アルコールチェックに係る業務負担を分散させることができた
・スマートフォンが鍵になるデジタルキーの機能があるため、利用者が管理部に立ち寄らなくても社用車を利用できるようになった
交洋貿易株式会社様の事例
交洋貿易株式会社は創業75年以上の歴史をもつ化学原料・エレクトロニクス関連資材の専門商社です。
現在、同社では大阪オフィスに6台、名古屋オフィスに3台、東京オフィスに2台の社用車を配備し、既存の取引先回りや新規開拓の営業などに使用しています。
車両の予約についてはシステムを導入しているのに対して、日報についてはいまだ紙に記載するなど管理体制が統一されていませんでした。また、アルコールチェックの義務化にともない、コンプライアンスのさらなる強化も必要としていました。
- 抱えていた課題
・車に積んだ紙の運転日報の定期的な回収など、管理業務の手間
・アルコールチェック義務化にともなうコンプライアンスの強化
- Bqeyを導入して感じたメリット
・アルコールチェック、車両予約、運転日報に活用でき、管理者側で設定をカスタマイズできる
・アルコールチェック機能により、飲酒量をセーブするようになるなど従業員の飲酒運転に対する危険意識が高まった
沖縄セルラー電話株式会社様の事例
電気通信事業やKDDI系の携帯電話サービスの提供を行い、沖縄の通信インフラを支え続けている「沖縄セルラー電話株式会社」。営業活動や基地局の設置など幅広い業務で車両を使用する中、アルコールチェック義務化をきっかけに安全に社用車を管理・運用するためのシステムがないか検討されていました。
Bqeyを提案する過程で、アルコールチェックだけでなく、全社で車両が共有化できる「デジタルキー」にも関心を寄せていただき導入に至りました。
- 抱えていた課題
30台以上社用車を保有する中で、車両管理は利用部署でバラバラに行っていたため、ガバナンスに問題があると感じていた。
→コンプライアンス遵守とガバナンス強化を図りながら、アルコールチェック義務化の対応を進めたい。
- Bqeyを導入して感じたメリット
・デジタルキーで物理的なカギの紛失リスクが低減されるとともに、部署を横断して車両を共有することができた
・車両の空き状況の確認・予約、日常点検や運転日報の記録等をクラウドで一元管理することで、ガバナンス強化に繋がった
・スマートフォンのアプリから外出先でも記録類を作成・提出できることで、ペーパーレス化を実現した
・専用のアルコールチェッカーによる計測数値の自動反映機能とチェック時の顔写真撮影機能により、なりすましや不正を防止し、コンプライアンス遵守に繋がった
・デジタルキーの操作ログを活用した車両の稼働状況集計機能により車両台数を最適化し、8台減車によるコストカットを実現した
他にも多くの企業様の事例を『【導入事例】CASE STUDIES of Bqey』にて紹介しています。ぜひご覧ください。
このように、車両管理システムを導入すると様々なメリットが得られます。車両管理業務は工数がかかる煩雑な業務なので、システムの活用を検討してみてもよいかもしれません。
また、社用スマホを支給している場合には、アプリで利用できる「車両管理アプリ」もおすすめです。外出先でのドライバーの利便性という意味では、アプリが人気です。車両管理アプリについては以下の記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。
まとめ
今回は車両管理システムについて解説しました。車両管理システムの機能は多岐にわたるため、機能・料金・デバイスの3つの観点から比較して、自社に合ったシステムを選ぶようにしましょう。
システム選定の際には、自社の課題を整理した上で、解決するのに必要な機能を絞り込むことが重要です。長期的な視点で見て費用対効果が得られるのか、導入前後のサポート体制が整っているかも確認しておくとよいでしょう。
システム導入を決めた後は、社内で使い方を浸透させることも大切です。管理者だけでなく、ドライバーにとっても使いやすいシステムを選ぶことを心掛け、社用車管理における業務効率化を実現しましょう。
車両管理システム、結局どれを選べばいいの?
まずは「Bqey(ビーキー)」の資料をダウンロード!
車両管理システムは便利そうだけれど、結局色々なサービスからどれを選べばいいのかわからない・・・ そんな方は、とりあえず「Bqey」の資料をダウンロードしてみませんか?
【資料でわかること】
- 搭載されている6つの機能
- 解決できる5つの課題
- スマホやPCからの利用イメージ
- 導入いただいた企業の事例
きっと、あなたの会社の業務改善につながるイメージが湧くと思います!