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2022.10.31

【必見】社用車管理でリスクマネジメント。「日常点検」の重要性

毎日走っている社用車は通常よりも消耗が早く2年に1度の車検だけでは不十分なことも。社用車での事故を未然に防ぐためには、こまめな車両点検が大切です。そこで今回は日常点検でどこを見るべきなのか、ポイントと合わせてご紹介します。

日常点検で従業員を守る

乗車前にドライバー自身で車の点検(日常点検)を行い、管理側もすべての車の健康状態を把握するのはなかなか大変な作業かもしれません。しかし、車の不具合を早期に発見し対応することは従業員や地域の方々の安全を守ることに直結しています。
整備不良は日頃から気を付けていれば防げる事故です。リスクマネジメントの一貫として体制を整えていくことをオススメします!

社用車点検のタイミングは3回

自動車を業務上使用・所有している事業社は2年に1回の「車検」のほか、12ヶ月毎の「定期点検」と乗車前に行う「日常点検」が義務付けられています。
車の健康状態を把握するという点ではどれも同じですが、それぞれ実施目的が異なりチェック項目にも違いがあります。

車検とは?

正式名称は「自動車検査登録制度」といい、国の定めた保安基準を満たしているかどうかの「検査」を目的としています。私用車でも実施が義務付けられていますね。
自家用車であれば新車購入から3年、それ以降は2年ごとの実施が必須ですが、バス・タクシーなど車種によっては毎年車検が発生します。
費用は車種によって異なり普通車であれば8~10万円、軽自動車であれば6~7万円が相場です。

定期点検とは?

「車が安全に走れる状態か」を判断するために実施しており、故障やトラブルの未然防止のための「点検」を目的としています。
私用車に実施義務はありませんが(自家用中型トラック以外)、バス・トラック・タクシーなどの事業用車両は3ヶ月ごとの実施が義務付けられており車両によって点検項目も異なります。
費用は車種によって異なりますが、1~2万円が相場です。

日常点検とは?

日常点検とは、ドライバーが目視等で乗車前に自ら行う簡単な車両点検のことを指します。走行距離が長くなればなるほどエンジンや車体まわりに不具合が発生しやすくなるため、
①エンジンルーム・②車のまわり・③運転席の3方向から状態を確認するようにしましょう。
費用はかかりません。

社員が行える主な点検項目

安全のためとはいえ、毎回大がかりな点検はできないですよね。
しかし、乗る前に車の周りをぐるりと1周し見えないところに物が置かれていないか、子供が隠れていないかなどを確認することが大切です。
また、整備不良で事故に繋がりやすい項目をいくつかご紹介するので、ぜひ点検項目の参考にしてください。

①エンジンルーム

エンジンルーム点検の際は、エンジンを切った直後は熱を持っている可能性がありや火傷の危険があります。走行前もしくは走行後しばらく経って冷めていることを確認してから行うようにしましょう。

1、ブレーキ液の量

ブレーキ液の残量が少ないとブレーキの効きが悪くなり追突事故の原因に繋がります。
ブレーキ・リザーバ・タンク内の液量は規定の範囲かどうか確認しましょう
※MAXとMINの間が規定量です

2、ウインド・ウォッシャ液の量

走行中に虫やゴミなどで視界が悪くなるときがあります。前方が見えにくいままでの走行は事故に繋がる危険性があります。
冬場は凍結などの危険があるため、必ず専用液を補充してください。

3、周囲にオイルが漏れていないか

停車中の車の地面を見て、オイルのシミがないか・車から何か漏れていないか確認してください。ガソリン臭さを感じた場合はすぐに管理者に連絡し、整備工場などで点検してもらいましょう。
ただし、夏場はエアコンで除湿された水が車の下に落ちていることが多いですがその場合は問題ありません。

②車のまわり

整備不良による自動車事故で最も多い要因が「タイヤ不良」です。
雪道へ夏用タイヤのまま走ってしまったり、空気圧が低くタイヤが破裂してしまったり。
どちらも衝突事故や巻き込み事故になりかねません。
タイヤの消耗具合は必ず点検項目に入れることをオススメします。

1、タイヤの空気圧・亀裂など・溝の深さ

タイヤにたわみができていないか、釘やガラスなどが刺さっていないか、
負荷がかかり溝が浅くなっている部分がないかを確認します。
空気圧を量るタイヤゲージや溝の深さを測るデプスゲージがあればより正確にチェックすることができます。

2、灯火装置・方向指示器

ランプ類は視界の確保はもちろん、他車への意思表示など様々な場面で使用します。
大切なコミュニケーションツールのため、正しく点灯するか事前に確認しておきましょう。

③運転席

1、ブレーキペダルの踏みしろ

ブレーキの利きが悪いとちう突事故に繋がります。
ブレーキ・ペダルを目一杯踏み込んだ際に、踏みごたえが適当であるか確認し
違和感があれば整備工場へ相談しましょう。

2、パーキング・レバーの引きしろ

こちらも同様にパーキングレバーを目一杯引いてください。
違和感があれば整備工場へ相談しましょう。

3、ワイパのふき取り

ウインド・ウォッシャや雨などの汚れをふき取りきれない場合も視界不良に繋がり危険です。
点検時に雨が降っていない場合はウォッシャ液を噴射しワイパのふき取り具合を確認してください。

【企業事例】日常点検項目

さまざま点検項目がありますが、実際に企業ではどのような項目を日常点検として設けているのか。
1つの参考事例としてご活用ください。

  1. 車両の傷
    車両に著しい傷はありませんか?
  2. タイヤ
    ・空気圧は適正ですか?
    ・著しい亀裂、損傷はありませんか?
  3. 灯火装置・方向指示器
    レンズに汚れ、破損、傷はありませんか?
  4. 油漏れ
    自動車の周りに油は漏れていませんか?
  5. ブレーキペダル
    踏みしろは適正ですか?

日常点検はクラウドで管理。「Bqey」

紙のチェックシートを使い点検業務を行っている企業様も多いですが、データとして活用しにくかったり、点検項目の修正や追加がしにくいというデメリットがあります。
「Bqey」はクラウドですべて一元管理できるので、問題報告のあった車両も一目で分かります。また、点検項目は企業に合わせてカスタマイズが可能で項目の追加や修正もリアルタイムで反映させることができます。

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