アルコールチェッカーの寿命と買い替え時期|点検・メンテナンスも解説
アルコールチェックの義務化に対応するため、アルコールチェッカーの購入や更新を検討する際、「寿命や買い替えのタイミング」「自社に適した選び方」に悩む方は少なくありません。
本記事では、これらのポイントについて詳しく解説します。
この記事でわかること
- アルコールチェッカーの寿命
- 半導体式センサーと電気化学式センサーの特徴
- アルコールチェッカーの点検およびメンテナンス方法
- アルコールチェッカーの買い替え時期
- アルコールチェッカーの選び方
- アルコールチェックアプリの概要
さらに、メンテナンスを怠った場合の注意点や、おすすめのアルコールチェッカーもご紹介します。アルコールチェックの正確な運用に役立ててください。
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道路交通法では「アルコール検知器を常時有効に保持すること」が定められており、測定精度の低下や壊れた状態での運用は法律違反となります。そのため、検知器を定期的に交換する必要がありますが、手間がかかりますよね。Bqeyなら、
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アルコール検知器を用いたアルコールチェックが2023年12月1日から義務化されました。義務化に至った詳細についてはこちらの記事をご確認ください。
【速報】アルコールチェック義務化開始!警察庁発表をわかりやすく解説!
アルコールチェッカーの寿命とは
アルコールチェッカーは、使用期限(年数)や使用回数の上限が定められており、いずれかに達した時点で寿命を迎えます。
一般的なハンディタイプの製品では、購入後1年から1年半、または1,000回~10,000回の使用が目安とされています。一方、業務用の据え置きタイプでは、50,000回以上使用できる製品もあります。
アルコールチェッカーは飲酒運転の防止を目的とした機器です。ただし、使用期限を過ぎた製品は動作していても、測定精度が保証されなくなります。
正確なアルコール測定を維持するためには、使用期限や上限回数を把握し、定期的に買い替えやメンテナンスを行うことが重要です。
アルコールチェッカーの種類
アルコールチェッカーには、半導体式ガスセンサーと電気化学式(燃料電池式)センサーの2種類があり、それぞれ仕組みや特徴が異なります。
半導体式ガスセンサー
半導体式ガスセンサーは、センサー表面に付着した酸素がアルコールと反応し、電気抵抗値が変化する仕組みを利用しています。アルコール濃度が高いほど酸素が減少し、電気抵抗値が低くなるため、その変化幅からアルコール濃度を測定します。
メリット
- 価格が安い
- 測定結果がすぐに出る
デメリット
- センサー単体の交換ができない
- 測定以外の機能が少ない
- アルコール以外の物質にも反応することがある
半導体式ガスセンサーは、コストを抑えて手軽にアルコールチェッカーを導入したい場合に適しています。ただし、電気化学式センサーと比べると使用回数の上限が少ない製品が多く、複数人で使用する場合や頻繁に測定する場合には、劣化が早くなる点に注意が必要です。
電気化学式(燃料電池式)センサーの特徴
電気化学式センサーは、呼気中のアルコールを燃料にして電気を発生させる仕組みを利用しています。アルコール濃度が高いほど発生する電気量が増えるため、その電気量からアルコール濃度を測定します。アルコール以外の成分に反応せず検知性能が優れていることが特徴です。
メリット
- 検知性能が高い
- 耐久性に優れている
デメリット
- 価格が高い
- 測定結果が出るまでに時間がかかる
電気化学式センサーは、精度と耐久性を重視する場合に最適です。寿命については、半導体式と電気化学式のどちらが優れているか一概には言えません。しかし、電気化学式は耐久性に優れているため壊れにくく、結果的に寿命が長くなると考えられます。
アルコールチェッカーの有効保持義務とは
道路交通法の改正に伴い、2023年12月より安全運転管理者を設置している事業所では、アルコールチェッカーを用いたアルコールチェックが義務化されました。該当する事業所は以下の条件を満たす場合です。
- 乗車定員が11人以上の自家用自動車を1台以上使用している
- その他の自家用自動車を5台以上使用している
※ 大型自動二輪車または普通自動二輪車は、それぞれ1台を0.5台として計算
- 運転前後に、運転者の状態を目視等で確認するとともに、アルコールチェッカーを使用して酒気帯びの有無を確認すること
- 酒気帯びの有無について記録し、記録を1年間保存すること
-
アルコールチェッカーを常時有効な状態で保持すること
「アルコールチェッカーを常時有効な状態で保持する」とは、わかりやすく言えば、いつでも正確に測定できる状態を維持することを意味します。そのためには、メーカーの取扱説明書に従った適切な使用、管理、および保守が必要です。
寿命を迎えたアルコールチェッカーは、一見正常に測定できているようでも、精度が保証されていない場合があるため、注意が必要です。
アルコールチェック義務化について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
点検・メンテナンスの方法
アルコールチェッカーをいつでも正確に測定できる状態にしておくためには、日常点検と定期的なメンテナンスが欠かせません。国土交通省や警察庁では、毎日の点検や週1回以上の確認を推奨しています。また、センサーの交換方法をあらかじめ把握しておくことも重要です。
参照元:自動車運送事業におけるアルコール検知器の使用について | 自動車総合安全情報
日常点検の方法
アルコールチェッカーが正しく測定できる状態にあるかどうかを確認するためには、日常的に点検を行うことが重要です。日常点検には、毎日の持ち出し前に行うべき点検と、週に1回以上行うべき点検があります。
持ち出す前に確認すべきこと
運転前に車でアルコールチェックを実施する際や外出先にアルコールチェッカーを持って行く場合には、持ち出す前にアルコールチェッカーの状態を必ず確認するようにしましょう。持ち出す前に確認すべき内容は以下のとおりです。
- 電源が入るかどうか
- 損傷していないかどうか
据え置きタイプのアルコールチェッカーの場合は持ち出すことがないので不要かもしれませんが、ハンディタイプで運用している場合は社外に持ち出すこともあるかと思うので、持ち出し前の点検をドライバーに徹底してもらうようにしましょう。
週1回以上確認すべきこと
週1回以上確認すべきことは、「アルコールを含んでいない呼気で反応が出ないか(測定値が0か)」、「アルコールを含んだ呼気で反応があるか」の2点です。要するに、正しい測定値が出ているかを確認します。確認ステップは以下のとおりです。
1.アルコールを含んでいない人がアルコールチェッカーを吹く
2.数値が0であることを確認する
3.アルコール成分を含むマウススプレー等を使用した上で、再度アルコールチェッカーを吹く
4.アルコールが検知されることを確認する
メンテナンスの方法
アルコールチェッカーのメンテナンスで特に重要なのは、センサーの交換です。センサーが寿命を迎えた場合は、速やかに交換する必要があります。ただし、機種によってはセンサーが交換できない設計となっており、その場合は本体ごと交換しなければなりません。センサーの交換方法は機種によって異なります。自分で交換できるものもありますが、多くの機種ではメーカーへの依頼が必要です。一般的なセンサー交換の手順は以下の通りです。
1.メーカーにセンサー交換の依頼をする
2.アルコールチェッカーをメーカーへ送付する
3.メーカーが新しいセンサーに交換する
4.メーカーからセンサー交換済みのアルコールチェッカーが返送される
メンテナンスを怠った場合の罰則
”アルコールチェッカーを常時有効に保持すること”を守らず、アルコールチェッカーの点検やメンテナンスを怠るとどのような罰則があるのか解説します。
アルコールチェッカーを備えなかった場合
そもそもアルコールチェッカーを備えていなかった場合、緑ナンバーには以下のような罰則が設けられています。
白ナンバーに対する直接的な罰則は現時点で設けられていませんが、安全運転管理者が業務を遂行する上で必要な機材を用意していないということになり、自動車の使用者に対して是正措置命令が下される可能性があります。この是正措置命令に従わない場合は、命令違反の罰則が科されます。
アルコールチェッカーが常時有効な状態になっていない場合
アルコールチェッカーを備えていても、点検やメンテナンスを怠り、正しく使える状態になってない場合は、罰則の対象となります。緑ナンバーには、以下のような罰則が設けられています。
こちらも白ナンバーに対する罰則は現時点では発表されていませんが、安全運転管理者の業務違反に該当するので注意が必要です。業務違反が著しく、それにより安全運転が確保できていないと判断された場合は、解任命令が下される可能性があります。
なお、安全運転管理者に関する罰則については以下の記事で解説しています。
参考記事:安全運転管理者の罰則と法令遵守のポイント|業務内容とリスクを徹底解説
合わせて、アルコールチェック義務化に対する罰則を知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
アルコールチェッカーの買い替え時期
アルコールチェッカーの買い替え時期としては、「寿命を迎えたタイミング」や「故障・不具合が生じたタイミング」が挙げられます。
寿命を迎えるタイミング
アルコールチェッカーは、使用期限や使用回数の上限を超えると、正確な測定ができなくなる可能性があります。ぎりぎりまで使い続けるのではなく、余裕を持って買い替えることが大切です。取扱説明書に記載されている使用期限や回数を事前に確認しておくと安心です。
最近では、メーカーが買い替え時期をメールで通知するサービスを提供している場合もあります。また、使用回数が上限に近づくと、本体が音やライトで通知する機能を備えた機種もあります。お手持ちのアルコールチェッカーの仕様を確認し、適切なタイミングで買い替えを検討しましょう。
故障、不具合が生じたタイミング
使用期限や回数に達していなくても、反応速度の低下や測定値が安定しない等の不具合が発生することがあります。正確な測定ができないアルコールチェッカーは安全管理上のリスクとなるため、故障や不具合が発生した場合は、速やかに新しいものに交換してください。
保証期間内であれば、無償で修理や交換に対応するメーカーもあります。修理や交換を依頼する際は、保証書とアルコールチェッカー本体を購入店舗に持参するか、メーカーに直接連絡しましょう。
なお、誤った使用による故障や保証書の紛失などの場合は、有償での修理や交換となる可能性があるため注意してください。
アルコールチェッカーの選び方
アルコールチェッカーは、測定の正確性や簡便な操作性が求められるため、使用する場面や必要とされる機能に応じて、最適な機器を選ぶことが重要です。また、寿命を延ばすことはできないため、途中で故障しないような信頼性・耐久性に優れた製品を選ぶことが大切です。
使いやすさで選ぶ
日常的に使用する場合、スムーズに測定できるかどうかが重要なポイントです。簡単な操作性や持ち運びの利便性、給電方式などに注目し、自社にとって使いやすいものを選びましょう。
測定のスムーズさ
測定時間が短いものや測定終了の合図があるものは、操作が簡便でスムーズに使用できます。毎回の測定が短時間で完了するため、忙しくてもストレスなくチェックが可能です。
エラーの起きにくさ
ストロー式やマウスピース式であれば、周囲の空気や風などによるエラーが起きにくく、スムーズに測定できます。特に複数人で使用する場合や、屋外での使用が想定される場合には、環境による影響が少ないものがおすすめです。
据え置きタイプかハンディタイプか
事務所で使用する機会が多い場合は据え置きタイプを、外出先で使用する機会が多い場合はハンディタイプを選ぶとよいでしょう。
たとえば、普段は据え置きタイプで測定し、出張や直行直帰の予定がある従業員に持たせるためにハンディタイプもいくつか用意しておくなど、使用する場面に応じて使い分けることが重要です。
給電方式
アルコールチェッカーの給電方式は、大きく分けて充電式と電池式の2種類があります。充電式は電池を使用しないため、交換の手間やコストを削減できる点がメリットです。しかし、充電切れに気づかない場合、使用したいときに使えない可能性があります。
一方、電池式は出先で電池が切れても容易に入手できるため、充電環境がない場合でも使用可能であることが利点です。
どちらのタイプでも、電池残量が少ないと測定精度に影響することがあるため、注意してください。なお、据置型の多くは電源プラグをコンセントに挿して使用します。
使用回数の上限で選ぶ
毎日使用する場合や、一台を複数人で使用する場合には、上限回数が多いものを選ぶと便利です。
なお、アルコールチェッカーの交換時期は、使用上限回数だけでなく使用期限にも依存しますので、必ずご確認ください。
測定の精度で選ぶ
アルコールチェッカーを選ぶ上で、特に重要なポイントは測定精度です。「半導体式ガスセンサー」と「電気化学式(燃料電池式)センサー」では、アルコール検知の仕組みの違いから、測定精度が異なります。
- 半導体式
手軽で比較的リーズナブルですが、温度や湿度に影響を受けやすく、精度がやや劣る場合があります。定期的なメンテナンスが必要です。
- 電気化学式
精度が高く環境変化に強いため、業務用や厳密な測定が必要な場合に適しています。価格はやや高いものの、長期的に安定した測定が可能です。
また、アルコール検知器協議会が提供する「認定機器一覧」に掲載されている製品は、一定の精度基準を満たしているため、信頼性のある機器を選ぶ際の参考になります。
機能性で選ぶ
単にアルコール濃度を測定するだけではなく、測定データを本体に保存したり、スマートフォンと連携したりすることで、効率よく記録管理ができるものもあります。
中には、なりすまし防止のために、測定時に自動で写真を撮影する機能を搭載されたものもあり、本人確認が必要な場面や、厳密な管理が求められる職場ではとても便利です。
こうした機能が搭載されていることで、従来よりも正確で信頼性の高い管理が実現します。
アルコールチェッカーとスマートフォンを連携し、利便性を向上させる「アルコールチェックアプリ」については次の章で詳しく紹介します。
アルコールチェックの効率化にアプリが役立つ
最近では、法令遵守と業務効率化の両立を支援するツールとして、アルコールチェックアプリを導入する企業が増えています。
アルコールチェックアプリとは
アルコールチェックアプリとは、アルコールチェッカーと連携することで、測定結果を自動入力したり、記録をクラウド上に保存したりできるスマートフォン向けアプリです。従来の紙やExcelを用いた管理と比べて、作業効率が大幅に向上します。主なアプリの種類は以下の3つです。
- 車両管理一体型
車両管理に関する業務とアルコールチェック業務を一元化できるタイプです。
- IT点呼一体型
点呼業務とアルコールチェック機能が一体化しているタイプです。
- アルコールチェック特化型
アルコールチェックのみに特化したタイプで、低価格かつ操作がシンプルな点が特徴です。
アルコールチェックアプリの機能
アルコールチェックアプリには、測定の自動化やリスク管理に役立つ、さまざまな機能が搭載されています。
測定結果の自動入力機能
アルコールチェッカーで測定した結果がアプリに自動入力されるため、手動入力の手間が省ける上、記録ミスや不正のリスクも軽減されます。
測定データはクラウド上に保存され、管理者はいつでもどこでもリアルタイムで確認できるので、より簡便でスムーズなデータ管理が可能です。
なりすまし防止機能
アプリによってはなりすましを防ぐために、測定者の顔を撮影する機能が搭載されています。測定時に自動で顔写真が記録されるため、本人がチェックを行ったかどうかを確認できます。
また、位置情報の取得により測定場所の把握も可能です。つまり、外出先や直行直帰の場合でもアルコールチェックを行える上、不正防止にも効果的です。
アラート機能
アルコールが検出された場合に、自動で管理者に通知が送られるアラート機能も活用できます。
特に、検出されたアルコールが規定値を超えている場合には、迅速に対応できる体制を整え、重大なリスクの発生を最小限に抑えることが求められます。リアルタイムでの対応が可能になることで、安全管理の精度がさらに向上します。リマインダー機能
リマインダー機能は、アルコールチェックが未実施の場合に通知を送ることで、チェック漏れを防ぎます。定期的なアルコールチェックが求められる職場では、このリマインダーによって、チェック忘れを防ぐことができます。
企業にとっても、アルコールチェックが確実に行われるため、法令遵守を徹底できるというメリットがあります。
3つのメリット
アルコールチェックアプリを導入することで、測定機能のみが搭載されたアルコールチェッカーを単独で使用する場合と異なり、以下の3つの大きなメリットを得ることができます。
①入力・管理業務の効率化
アルコールチェックアプリは、測定結果の自動入力やクラウド上でのデータ管理ができるため、紙やExcelに記録していた従来の方法と比べて、作業負担が大幅に軽減されます。自動でデータが保存されるので、管理者も手作業で集計する必要がなく、迅速な状況把握が可能です。
特に、携帯型のアルコールチェッカーと顔写真撮影機能を活用すれば、外出先からでもスムーズな測定・報告が可能となり、どこにいてもアルコールチェックを厳格に実施できるようになります。
②コンプライアンスの遵守
アルコールチェックアプリでは、測定結果が改ざんできない仕組みで記録されるため、不正防止や入力ミスの回避に効果的です。規定値を超えたアルコール量が検出された場合は、管理者に自動通知が送られることで、飲酒運転のリスクを徹底的に排除できます。
アプリによっては、アルコールチェック未実施の場合や規定値を超えるアルコール量が検出された場合に、車に乗ることができなくなるように設定可能なものもあります。
この設定は、「デジタルキー」と呼ばれる、スマホが鍵代わりになるツールを用いて実現することができます。 詳しくは『デジタルキーが変える社用車管理』をご覧ください。
③ペーパーレス化
アルコールチェックアプリを使用すると、データはすべてクラウド上に保存され、紙の記録簿やファイルが不要になります。これにより、印刷や保管にかかるコストを削減し、オフィスにあるスペースの有効活用が可能です。
また、紙の量を減らすことは環境保護にも貢献し、持続可能な社会を目指すSDGsへの取り組みとしても意義があります。ペーパーレス化により、書類の紛失や盗難のリスクも軽減され、情報管理のセキュリティも強化されます。
利用イメージ
具体的なイメージを持っていただくために、アプリを利用してアルコールチェックを実施する手順の一例を紹介します。
1.スマホアプリを立ち上げ、安全運転管理者の立ち合いのもと、運転前後のアルコールチェックを行います。
検知器とBluetooth接続することで、測定結果などの情報は自動入力されるため、その他必要な情報を入力します。入力したら登録ボタンを押してアルコールチェック記録の提出完了です。
2.運転後も同様にアルコールチェックを行い、そのままスマホアプリから提出します。
3.提出された記録はすぐに反映され、安全運転管理者はクラウド上で内容を確認することができます。データの保存期間はアプリごとに異なりますが、1〜3年程度、自動で保存されることが多いです。
未提出や未記入があった場合には、ドライバーに自動で通知が届くので、管理者の確認作業も効率化することができます。
なお、アルコールチェックアプリについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
おすすめのアルコールチェッカー3選
アルコールチェッカーは製品によって機能や性能が異なるため、使用目的に合ったものを選ぶことが重要です。ここでは使用期限や回数上限の観点から、おすすめの3製品をご紹介します。
①【中央自動車工業】NEO BLUE
据え置きタイプおよびハンディタイプのどちらとしても使用できるアルコールチェッカーです。使用回数は最大10,000回、寿命は約1年半と長持ちします。
高感度の電気化学式センサーを搭載しており、センサー交換時期を通知する機能も備えています。センサーはユーザー自身で交換できる設計になっています。
さらに、各種車両管理システム、アルコールチェックアプリ、通信型AIドライブレコーダーなどと連携が可能です。操作はシンプルで、電源を入れて息を吹きかけるだけで測定が完了します。Bluetooth通信により、測定データは連携システムに自動的に出力され、業務効率化に貢献します。
②【サンコーテクノ】呼気アルコール検知器ST-3000
据え置きタイプで、使用回数上限は70,000回と非常に多い製品です。高精度な電気化学式センサーは呼気に含まれるアルコール以外のガスに反応しにくく、独自技術により、検出スピードが早く検知精度も高いのが特長です。
内蔵プリンター機能により、測定日時、乗務員ID、結果などを紙に記録できます。センサーモジュールの交換時期が近づくと、1か月前にメールで通知され、交換品が届いてから使用済みのものを返送する流れです。
③【タニタ】アルコール検知器 FC-900
電気化学式センサーを搭載したハンディタイプのアルコールチェッカーです。使用回数の上限は、年間500回(FC-900-05)または2000回(FC-900-20)から選択でき、用途に応じて柔軟に対応できます。
本製品はレンタル式のため、契約期限が来ると自動更新されて交換品が届きます。使用回数の上限に達した場合も、更新手続きを行えば継続利用が可能です。低コストで導入しやすく、使用頻度が少ない場合やアルコールチェッカー専用機能を重視する方に適しています。
また、故障や不具合が発生した際には迅速なサポートを提供。電話やメールでの対応体制も整っており、安心してご利用いただけます。
まとめ
アルコールチェッカーには、使用期限と使用回数の上限が定められており、いずれかに達すると寿命を迎えます。また、センサーには半導体式ガスセンサーと電気化学式センサーの2種類があり、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自社の使用環境に適したタイプを選ぶことが重要です。
さらに、アルコールチェッカーは常に正確な測定が求められるため、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。寿命を迎えた場合や、故障・不具合が発生した際には、速やかに新しい製品に買い替えましょう。
アルコールチェックを正確かつ効率的に運用するためには、アルコールチェックアプリの活用もおすすめです。自社に合った製品を選び、飲酒運転防止の徹底を図りましょう。
検知器の交換もおまかせでラクラク!
アルコールチェックアプリ「Bqey(ビーキー)」
道路交通法では「アルコール検知器を常時有効に保持すること」が定められており、測定精度の低下や壊れた状態での運用は法律違反となります。そのため、検知器を定期的に交換する必要がありますが、手間がかかりますよね。Bqeyなら、
- 検知器の使用回数は10,000回
- 使用期限前にアルコール検知器を送付
- 検知器に不具合が起きた場合は無償で交換
ぜひ資料をダウンロードしてご活用ください。