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2024.09.02

ドライブレコーダーで位置情報をリアルタイムに取得!活用方法も紹介

最近のドライブレコーダーは画像や映像を記録するだけでなく、数多くの便利な機能を搭載しています。中にはGPSを利用して位置情報をリアルタイムに取得できるものもあり、様々なメリットがあることから、個人だけでなく車両の使用頻度が高い法人においても導入が進められています。

本記事では、ドライブレコーダーで取得した位置情報の業務における活用方法や導入時の注意点、おすすめのGPS搭載ドライブレコーダーなどを紹介します。

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ドラレコで位置情報をリアルタイムに取得する仕組み

ドライブレコーダーが車両の位置情報をリアルタイムに取得するためには、GPSを活用します。GPSとはGlobal Positioning Systemの略であり、日本語では全地球測位システムと訳されます。

地球の周囲を飛んでいる複数の人工衛星から電波を受信することによって、現在地を特定するGPSは現在、地図アプリやスマホゲーム、自動車のカーナビシステムなど、さまざまなソフトウェアや機器で活用されています。

最近のドライブレコーダーには、GPSを搭載した機種もあり、車両の現在地がわかるのはもちろん、日付や時刻、走行ルート、撮影地点、走行速度など、さまざまな情報を記録することが可能です。

また、一部の機能において、無線LANでスマートフォンと連携することで、スマートフォンのGPSを活用するタイプもあります。

 

ただし、すべてのドライブレコーダーに備わっているわけではないため注意してください。

取得した位置情報の活用方法5つ

GPSでドライバーの位置情報を取得すると、業務の効率化や顧客への対応品質、ドライバーの安全運転意識向上などに役立つため、法人にもおすすめです。ここでは、GPSによる位置情報の活用方法として5つの事例を紹介します。

 

①問い合わせへの迅速な回答

運送業においては、顧客から「荷物はいつ届くのか」「予定時間を過ぎているのにまだ到着しない」といった問い合わせやクレームを受けることが少なくありません。

そのような場合も、社内にいる管理者やカスタマーサポートのオペレーターが各車両の現在地を即座に把握し、荷物の推定到着時刻を顧客へ回答できます。

問い合わせに対して迅速に回答ができれば、顧客に安心感を与えることができ、信頼の獲得にもつながります。

 

②急な配送依頼への対応

取得した位置情報を利用して、急な配送にも効率的に対応することが可能です。

管理者は、最も早く顧客のもとに向かえる車両を即座に把握できるため、従来のようにドライバーに電話やメールで連絡し、現在地を確認する手間を省くことができます。

 

③トラブル発生時の対応

突然の自然災害が発生した際にも、ドライバーが現在どこを走行しているのか、どこで待機しているのかを迅速に把握できます。これにより、ドライバーの安否確認が迅速に行えるため、緊急時の対応がスムーズになります。

さらに、交通状況に問題が発生した際の回避にも役立ちます。たとえば、交通事故や工事による渋滞が発生した場合、ドライブレコーダーと専用システムの連携により、状況が地図上に表示されます。

これにより、管理者は即座にドライバーへ指示を出し、ルート変更を行うことで、遅延を回避し、スムーズな配送を実現できます。

 

④走行ルートの最適化

ドライブレコーダーにより取得した走行履歴から、管理者はドライバーがどの道を利用したかを把握することができます。これにより、無駄なルートを見直し、最適化することが可能です。

運送業においては、走行ルートの最適化は売り上げに直結する重要な課題であり、最短かつ安全なルートを選ぶことで、配送業務の効率化を実現します。

また、ドライバーが効率的に業務を遂行できるようになることで、限られた時間内により多くの顧客を回れるようになり、これは燃料費の削減にも貢献します。さらに、適切な速度での運転が促進され、交通事故のリスクも軽減されます。

 

⑤過剰な休憩取得や私的利用の抑止

GPS搭載のドライブレコーダーを社用車に設置することで、ドライバーは「見られている」という意識が働き、過剰な休憩取得の抑止力になり得ます。

さらに、現在地を特定できるほか、走行ルートも記録されるため、ドライバーが業務時間中にどこに行ったのかがわかるため、車両の私的利用を防止するのにも有効です。

顧客のもとへ向かい、商談が終わるまでに要した時間などもある程度把握できることから、営業効率の向上に向けた取り組みを進めやすくなります。

ドラレコで位置情報を取得する際の注意点

位置情報を取得できるドライブレコーダーの導入によって、企業は業務効率化や生産性の向上などさまざまなメリットを得られますが、いくつかの注意点もあります。

 

監視されることへの抵抗感

リアルタイムにドライバーの現在地を特定でき、走行ルートを可視化できることは、大きなメリットである反面、ドライバーは「監視されている」と感じ、ネガティブな感情を抱く可能性があります。

この抵抗感を軽減するためには、導入目的を明確に伝えることが重要です。ドライバーに対して、「監視するためではなく、ドライバーの安全を守るために導入する」というメッセージを強調しましょう。

安全運転を促進し、事故を未然に防ぐためのツールであることを丁寧に説明すると、ドライバーからの理解を得やすくなります。

 

電波干渉への対策

GPSの電波は、車内のほかの機器から発せられる電波と干渉してしまう可能性があります。

現在の自動車には、カーナビやキーレスエントリー、Wi-Fiなど、電波が発生する機器が数多く搭載されており、これらの電波との干渉が危惧されます。特に、同じ周波数帯域を複数の異なるデバイスで共有する場合には、電波干渉が発生しやすくなり、通信品質の低下につながるため、注意が必要です。

電波干渉が発生すると、GPS搭載のドライブレコーダーは本来の性能を発揮できなくなるおそれがあります。

映像にノイズが乗ってしまったり、位置情報を正確に取得できなくなってしまったりといった問題が発生することもあるため、適切に対策する必要があります。

 

対策のひとつとして挙げられるのは、電波干渉対策が施されたドライブレコーダーを導入することです。

すでにドライブレコーダーを導入済みであれば、ノイズフィルターを用いた対策を検討することをおすすめします。ノイズフィルターは、電子機器などのケーブルから発生するノイズを除去する装置です。

そのほかにも、ドライブレコーダーとほかの電子機器の物理的な距離を離すなどの対処法があります。

ドラレコを選ぶための5つの観点

数多くの商品が市場に出回っているため、どのドラレコを選べばよいか迷うこともあるでしょう。ドラレコを選ぶ際には、以下の5つの観点から比較するとよいでしょう。

 

①画質で選ぶ

相手のナンバープレートなど、事故時に必要となる情報を識別するには、一定以上の画質が必要です。

画質の良さは解像度と画素数で判断できます。現在の主流が200万画素、解析度フルハイビジョン(FHD)ですので、これら以上であることがひとつの目安です。WDR(ワイドダイナミックレンジ)やHDR(ハイダイナミックレンジ)対応が謳われている機種であれば、夜間や逆光時でもクリアな映像を記録できます。

そのほかにも、どのような状況でもLED信号機の色を正確に把握できるかも要チェックポイントです。

 

②撮影範囲の広さで選ぶ

ドライブレコーダーに搭載されているカメラは大きく分けて、

  • 前方のみ1カメラ
  • 前方1カメラ+後方1カメラの計2カメラ
  • 360°カメラ

の3種類があります。

レンズの画角にもよりますが、カメラが1台よりは2台の方が、撮影範囲が広くなり、映像の死角は狭くなります。

レンズの画角(視野角)は広いほど良く、水平画角は130°以上、垂直画角は60°程度のものが現在の主流ですが、それぞれ180°以上、70°以上のものであれば、より広範囲の映像を記録できます。

360°カメラでは、前方と後方だけでなく、自動車の周辺を文字通り360°撮影できます。全天球カメラなどと呼ばれることもあります。

 

③駐車監視機能の有無で選ぶ

ドラレコの駐車監視機能は、駐車中の車両の安全を守るための重要な機能です。駐車中の車両に対する当て逃げや車上荒らしなどのトラブルを記録することで、証拠を残すことができます。

駐車監視機能には、「衝撃検知録画」「動体検知録画」「常時録画」の3つのタイプがあります。

  • 衝撃検知録画
車両に衝撃が加わった際に録画を開始します。このタイプは、重要な出来事を確実に記録できる点がメリットですが、衝撃が小さく検知されない場合には録画が開始されないというデメリットもあります。

 

  • 動体検知録画
車両の周囲で動く物体を検知した際に録画を開始します。この方式は、バッテリー消費を抑えつつ、必要な時だけ録画を行うため効率的ですが、動体の見逃しや誤検知の可能性があります。

 

  • 常時録画
車両のエンジンを切ってからも、防犯カメラのように常に録画を続ける方式です。このタイプのメリットは、常に全ての出来事を記録できる点ですが、バッテリー消費が激しいというデメリットもあります。

これらの駐車監視機能の特徴を理解し、駐車環境やニーズに合わせて選択することが大切です。

 

④バッテリータイプで選ぶ

ドライブレコーダーの電源供給に使用するバッテリーは、以下の3タイプがあります。

  • 内蔵バッテリータイプ
ドライブレコーダー本体にバッテリーが内蔵されています。設置が簡単で、走行中に充電することができますが、長時間の録画には不向きです。

 

  • 車両バッテリータイプ
車両のバッテリーを使用するタイプで、バッテリーを充電する必要がありません。長時間の録画が可能な一方で、車両バッテリーに負担がかかるためバッテリー上がりに注意が必要です。

 

  • 外部バッテリータイプ
外付けの専用バッテリーを使用するため、車両バッテリーに負担をかけることなく長時間録画が可能となります。ただし、外部バッテリーの費用がかかる点と、他のタイプと比べて配線が複雑になる点に注意してください。

駐車時間や利用シーンによって適切なバッテリータイプを選ぶようにしましょう。

 

⑤録画容量で選ぶ

録画データの空き容量がなくなると古い録画データが上書きされて消えてしまうため、容量が小さい機種では短い期間しかデータの保存ができません。

駐車監視機能を長時間使用する場合や、高画質の録画を行う際には、大容量の記憶媒体を利用できる機種を選び、ある程度長期間のデータを保存できる状態で使用すると必要なデータを保存しやすくなります。

おすすめのGPS搭載ドライブレコーダー3選

法人、個人を問わず、GPS搭載ドライブレコーダーは人気が高く、各社からさまざまな製品が発売されています。ここでは、そのなかでも特におすすめできる製品を3機種ピックアップして紹介します。

製品名 コムテック ZDR058 ユピテル Y-410di ケンウッド DRV-MR870
画質

1080P

200万画素

1080P

200万画素

1440P

368万画素

撮影範囲(水平×垂直×対角)

フロント:138°×70°×168°

リア:138°×70°×168°

フロント:130°×67°×158°

リア:130°×67°×158°

フロント:115°×63°×134°

リア:115°×63°×134°

駐車監視機能 衝撃検知・常時録画 常時録画 衝撃検知
バッテリータイプ 車両バッテリー 車両バッテリー 車両バッテリー
録画容量 最大128GB 最大128GB 最大128GB

参考価格

約29,000円~ 約30,000円~ 約29,000円~
※横にスクロールすると3製品の情報が比較できます

①コムテック ZDR058

コムテック ZDR058は、前後2カメラ・GPS搭載の4G LTE通信型ドライブレコーダーです。
大型の駐車場などに車を駐車した場合、どこに停めたかわからなくなることがありますが、専用アプリからおよその位置を特定できるため、速やかに車を見つけられます。

そのほかにも、専用アプリとドライブレコーダーとの間での通話機能や見守り通知機能など、機能が充実しています。

※通信機能を利用するためには別途契約(4,900円/年~)が必要です。

②ユピテル Y-410di

ユピテルY-410diは前後2カメラ・GPS搭載の無線LAN内蔵ドライブレコーダーです。無料のPCソフトをダウンロードすることで「日時」はもちろん、GPS情報をもとに地図上での「自車位置」「走行速度」などを表示。

さらに、Gセンサーで検知した衝撃をグラフで表示する「Gセンサーグラフ」などさまざまな情報が確認できます。

無料スマホアプリを活用することで記録映像やマップ表示、速度表示などさまざまな情報を確認することができます。

③ケンウッド DRV-MR870

ケンウッドDRV-MR870は、前後2カメラ・GPS搭載のWQHD録画対応ドライブレコーダーです。無料のPC連携ソフト「KENWOOD DRIVE REVIEWER DC」にて、走行動画をはじめ、スピード、Gセンサーチャート、GPSデータを読み込んだ地図表示などが行えます。

AIセンシング機能を搭載しており、後方からの急接近車や蛇行運転車を検知してドライバーに知らせ、自動録画することで未然の事故防止をサポート。車線逸脱警告などの安全運転支援機能も充実しています。

社用車の位置情報を取得するなら車両管理システムもおすすめ

社用車の位置情報を取得して業務に活用する方法としては、「車両管理システム」の導入もおすすめです。ここでは、車両管理システムの概要について解説します。

 

車両管理システムとは

車両管理システムとは、社用車など業務において使用する車両を効率的に管理し、安全運転推進と業務負担軽減の両立を叶えるツールです。

車両管理システムは、車両やドライバーを管理する上で必要となる様々な機能を搭載しています。

具体的には、GPSを活用した動態管理により最適な走行ルートや運転日報を自動生成できるシステム、アルコールチェックを効率よく徹底できるシステム、危険運転アラートや運転傾向分析などにより安全運転をサポートしてくれるシステムなどがあります。

 

2017年の中型トラックに対するタコグラフ搭載義務化をきっかけに需要が一気に高まり、2016年から2022年の間で、車両管理システムを導入した車両台数は約3.7倍になりました。

2022年4月から白ナンバーに対するアルコールチェックが義務化され、業務量が増加したこともあり、車両管理に関する業務負担を軽減させるためにシステムを導入する企業も増え、これから先も需要は伸びていくと言われています。

 

スマホのGPSも活用できる

車両管理システムの中には、ドライブレコーダー以外にも、シガーソケットやOBDⅡポートに差し込む専用デバイス、スマートフォンのGPSなどを活用して位置情報を取得できるものがあります。

すでにGPS非対応のドライブレコーダーを設置している場合には、こうした車両管理システムを導入することで、ドライブレコーダーを買い替えることなく社用車の位置情報を取得することができるようになります。

 

なお、車両管理システムについては以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

参考記事:【2024】車両管理システムおすすめ12選|目的別の比較表も掲載

まとめ

GPS搭載のドライブレコーダーを導入すれば、位置情報をリアルタイムに取得することができ、急な配送依頼への迅速な対応や、走行ルートの最適化、過剰な休憩取得の防止などを実現でき、企業にさまざまなメリットをもたらします。

一方、従業員が抵抗を感じるおそれもあるため、メリットや目的を丁寧に伝え、理解を得ることが重要です。導入するドライブレコーダーの機種によって、利用できる機能や価格などが異なるため、慎重に検討を進めることが大切です。

 

社用車の位置情報を取得・活用する方法としては「車両管理システム」の導入もおすすめです。車両管理システムでは、ドライブレコーダー以外にも専用デバイス、スマートフォンなどから位置情報を取得することができます。

車両管理の効率化と安全性向上を叶えたい方は、導入を検討してみてもよいかもしれません。

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