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Bqeyの導入により運行記録の記録漏れが1%以下に削減!社用車管理の効率化と安全意識向上を実現

リゾートトラスト株式会社
エクシブ琵琶湖 業務部門支配人

益井 大輔 様

リゾートトラスト株式会社は愛知県名古屋市に本社を構え、1973年4月の創業から昨年50周年を迎えた企業です。従業員は約8,400名、会員制ホテル事業を主軸に、ホテル・レストラン事業、ゴルフ事業、メディカル事業、シニアライフ事業の5つの事業を展開しています。

同社が運営するエクシブ琵琶湖は滋賀県米原市に位置し、268室の客室とレストラン、温泉スパを備えた大型ホテルです。立地の良さと地域食材を活かした料理が評判です。

同ホテルでは、営業車やバス、トラックなどの社用車の管理効率化とアルコールチェックの遵守などを目的にBqey(ビーキー)を導入しました。
ここでは、支配人の益井様にBqeyを導入する前に抱えていた課題や、導入後の効果などについてお話を伺いました。

抱えていた課題
  • 手書きの記録表では「なぞり書き」「二重線訂正」「印鑑漏れ」など、帳票ルールに基づく細かなチェックが必要であり、確認作業に時間がかかっていた
  • 記録表に印鑑を押していない人への対応や、印鑑を持っている人が休みの場合に記録が滞ることも問題だった
  • 市販のアルコール検知器を使用していたが、紙ベースの運用では実際に検査が行われたかどうかを確認する手段がなく、記録の正確性に不安があった
導入理由
  • 他社で大きな事故が発生したことを受けて、社用車の安全管理が全社的に話題になっていた
  • 業界の通念上、コンプライアンスの徹底は重要な項目であるため、アルコールチェックを実施し、数値に問題がないことを確認して初めて社用車の運転を可能にする仕組みを構築したかった
  • 紙による記録表の運用を完全にペーパーレス化し、効率化を図りたかった
導入による効果
  • データがすべてデジタルで記録されるようになり、確認作業が簡素化され、作業時間が大幅に短縮(2時間が30分程度)された
  • 各部門でのチェック体制が整い、記録の抜け漏れやミスが減少し、徹底管理が可能になった
  • 「1分単位の記録」「顔写真」「位置情報」の記録機能により、利用者の意識が高まり、「きちんとやらなければ」という習慣が定着した
  • ホテル業界特有の厳しいアルコールチェック基準が利用者の行動見直し(例:晩酌の量の調整)にもつながった

社用車管理とアルコールチェックの実施記録が紙による運用のため多くの工数がかかっていた

Bqeyを導入する以前は、社用車の管理をどのように行っていましたか?

「以前は、紙の記録表で社用車を管理していました。手書きのため『なぞり書きがないか』『訂正がある場合は二重線で訂正』『印鑑漏れがないか』など、帳票類のルールに則ってチェックをしなくてはなりませんでした。
また、印鑑を押していない人に押してもらったり、印鑑を持っている人が休みの場合、次の出社を待ったりする必要もありました。そのため月に1度、記録表を確認する作業に2時間ほどかかっていました。」
 

アルコールチェックはどのように実施していましたか?

「Bqeyを導入する前は、市販のアルコール検知器を使って実施していました。紙で運用していたので、管理者はすべての記録表を月末、血眼になって確認しなくてはなりませんでした。
また、綺麗に記入された状態で記録表が届くものの、本当に実施しているのかどうかまでは断定できない状態でした。」
 

↑Bqey導入前に使用していた紙の記録表

「アルコールチェックをしないと車の鍵が開かない」仕組みがBqey導入の決め手

Bqeyを知ったきっかけを教えてください。

「当時、車の安全管理がリゾートトラスト全体の中で話題になっているタイミングでした。
社用車の管理効率化を実現するため、東京ビッグサイトの展示会などへ訪問し情報収集を行っていましたが、なかなかピンとくるシステムがありませんでした。
そのようなとき、私の上司が雑誌の記事のコピーを持っており、私に共有してくれました。そこでBqeyが紹介されていて『これはいいな』と思ったため、すぐ東海理化さんへ連絡してお話を聞きました。」

システム導入の選定基準はありましたか?

「システムの選定基準は、アルコール測定を法令に沿った形で定着できることと、紙の運用を完全にデジタル化できることでした。
アルコールチェックが100%実施できている状態で初めて、社用車の運転が許可される仕組みが作れたらいいなと考えていました。また、紙による記録表の運用の場合、利用者も管理者も工数がかかることや記録が形骸化しがちなため、ぺーパーレス化を実現できることも重要なポイントでした。」

Bqeyを導入する際の決め手になったポイントについて教えてください。

「Bqeyがいいなと思った理由は『アルコールチェックをしないと車の鍵が開かない』という点でした。
また、紙による記録表の運用から脱却し、社用車の安全管理を徹底する仕組みを構築できる点も大きかったです。Bqeyを導入することで、利用者も管理者も安心して使えると感じた点が決め手となりました。」

↑アルコールチェックを実施し、結果に問題がなければ解錠することができる

Bqey導入により、社用車の管理工数削減と利用者の安全意識向上を実現

現在、Bqeyをどのように活用されていますか。

「社用車の管理はBqeyのみで行っています。管理画面は使いやすく、月1回は必ず運行記録の内容やアルコールチェックの内容、予約実績の確認を実施しています。
Bqey上のデータはCSVデータを出力することが可能なので、Bqeyでの確認だけでなく、CSVデータを自社の運用に適した形に加工し、最適な管理ができています。
 

Bqeyを導入したことで、管理者の課題はどのように解決されましたか?

「データがすべてBqeyに残っているため、確認作業が非常に楽になりました。紙の記録表のときのような、多くの確認作業も必要ありません。Bqey導入後は、30分程度の確認作業で済むようになりました。
現在は、営業部門と宿泊部門でチェックした後、管理者側に届く仕組みになっています。以前は各部門でのチェックがしっかりできておらず、管理者側でほぼすべての記録表を再度確認していました。ノーチェックの場合、抜け漏れが多い状態でしたが、Bqeyの導入によってミスが減少し、各部門での徹底管理を定着することに成功しました。」
 

Bqeyを導入したことで、利用者の安全意識に変化はありましたか?

「Bqeyの1分単位で記録が残る仕組みにより、利用者にも『きちんとやらなければ』という意識が芽生えたと感じています。導入前からアルコールチェックは実施していましたが、Bqeyでは顔写真や位置情報も記録されるため『しっかり確認しなければ』という雰囲気が生まれ、安全意識の向上につながったと思います。
またホテルという業種の特性上、アルコールチェックの基準が厳しいこともあり、翌日の運転に備えて晩酌の量を控えるなど、自分の行動を見直すきっかけになっているのではないかと感じています。」

↑確認作業の時間を2時間から30分にまで削減することができた

運用開始から約1ヶ月で定着!定着を早めた要因の一つは画面のわかりやすさ

Bqey導入時、契約や社内決裁においてハードルは高くありませんでしたか?

「ハードルはそれほど高くありませんでした。ちょうど当時、社内で車両の安全管理が話題になっていたことや、他社で大きな事故が発生していたことも背景にあります。例えば、トラックが子どもたちの列に突っ込む事故が起きるなど、安全管理の重要性が再認識されていた時期でした。このような状況もあり、会社として運用をしっかり整備する必要性を感じていたため、導入への障壁はそれほど高くはなかったです。
また、これまで紙ベースで行っていた管理にかかる人件費などを試算したところ、Bqeyを導入するほうがコスト面でも優れていると判断しました。その結果、スムーズに稟議が通り、問題なく導入が進んだ状況です。」
 

Bqeyの運用開始時、大変だったことはありますか?

「Bqeyはスマホアプリを使って操作するため、若いスタッフはすぐに慣れてスムーズに使い始められました。一方、高齢のスタッフにとっては慣れるまで少し時間がかかった点が、運用開始時の唯一の苦労だったかと思います。しかしサポートを重ねることで、最終的には全員が問題なく使えるようになりました。」
 

運用開始時の課題をどのように解決されたのか教えてください。

「当ホテルでは、社用車をよく利用する部署として営業部門と宿泊部門があります。そこで、各部門でマネージャーを部署管理者として選出し、Bqeyの管理画面を操作できるようにしました。管理者に運用の責任を一部担ってもらい、利用者スタッフへの指導や中身の確認を行ってもらう体制を整えました。
直接私からスタッフに伝えることも大切ですが、同じ部門のマネージャーを通じて指導してもらうほうが親近感や信頼感があり、スムーズに進むと考えたためです。
また、導入後の最初の2〜3週間は、週1回のペースで運行日報やアルコールチェックの記録を確認しました。運行日報が未入力になっていないか、アルコールチェックが正常に実施されているかなどを随時確認し、問題があればその都度フィードバックを行いました。こうした丁寧な対応を重ねることで、スムーズな運用を実現しました。
 

利用者が使いこなせるようになり、Bqeyが定着したと感じるまでどのくらい時間がかかりましたか?

「当ホテルの場合、運用開始から約1か月で定着したと感じました。導入直後は利用者からさまざまな問い合わせがありましたが、1か月が経過した頃には運行日報が正確に記録され、アルコールチェックもしっかり実施されていることを確認できました。その時点で『使いこなせるようになったな』と感じました。
また、Bqeyのスマホアプリは画面構成が非常に直感的で使いやすいと感じています。特に、スマホ操作に慣れているスタッフにとっては、説明がなくてもスムーズに操作できたことが、定着を早める要因になったと思います。」

↑直感的で使いやすい画面構成

Bqey導入によりアルコールチェックの記録漏れは1%程度まで減少。今後は0%の実現し全社展開を目指す

今後の目標や、現在解決したいと考えている課題について教えてください。

「運転後のアルコールチェックの徹底が課題です。運転後のアルコールチェックがやや漏れやすい点が課題として挙げられます。この点については、チェック体制の強化と継続的なフィードバックを行うことで、利用者も改善に取り組んでくれていると感じています。
また、最近のアップデートで利用者に通知が行く仕組みが導入されたのでそちらも活用しています。
実際、当ホテルでは月に約250〜300件の運行記録がありますが、記録漏れは数件あるかないかというレベルまで減少しました。現在では、99%以上が問題なく運用できています。
また、ホテルの運営において、スタッフは常に目の前のお客様を最優先に対応しなくてはなりません。Bqeyを導入したことで『アルコールチェックをしないと車に乗れない』仕組みが確立され、お客様対応を優先しながらも、簡単なステップで記録を残せるようになりました。その結果、現場の負担を軽減しつつ、コンプライアンスの遵守も実現できました。」
Bqeyが素晴らしいサービスであることは最初の時点で確信していました。今後はさらに、全社的なBqeyの利用拡大を進め、より安全な運行管理体制を構築したいと考えています」と益井様は締めくくりました。


ホテルにおけるサービスの質向上にBqeyが貢献できており何よりです。取材を通じて、コンプライアンス遵守とお客様を第一にする姿勢を強く感じました。皆様もぜひエクシブ琵琶湖に足を運んでみてはいかがでしょうか。

社名 リゾートトラスト株式会社
事業内容 会員権事業/ホテルレストラン事業/ゴルフ事業/メディカル事業/シニアライフ事業
URL https://www.resorttrust.co.jp/

社用車管理システム「Bqey」
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