カルピジャーニ・ジャパン株式会社は、イタリアのボローニャに本社を置くカルピジャーニ社の日本法人です。
カルピジャーニ社はジェラートマシーンの輸入・販売、メンテナンス保守、そして部品の販売を行っている一方で、ジェラートユニバーシティを通じて、ジェラートやペストリーの技術教育にも力を入れています。
同社では7台の社用車を保有しており、技術部門の社員による機器のメンテナンスやサポート、また営業担当者の移動手段として、約20名の社員によって使用されています。
2023年のアルコールチェック義務化のタイミングでBqey(ビーキー)を導入し、管理の適正化につながりました。
今回は、管理部の広塚様にBqeyを導入する前に抱えていた課題や、導入後の効果などについてお話を伺いました。
- 社用車の利用状況をリアルタイムに把握できていなかったため、記入漏れなどが発生してもわからないことがあった
- アルコールチェックの計測時間と、結果の記入時間にタイムラグが発生することがあり、乗車前にチェックできているか不明瞭なことがあった
- 運行記録とアルコールチェックの入力が、社員の負担になっていた
- 使いやすく、社員の負担にならない
- 費用対効果が見込めた
- 社用車管理のペーパーレス化により、業務効率化を実現
- コンプライアンス強化を実現
※ご意向により撮影範囲を調整しております
運行記録とアルコールチェックは紙で管理していた
Bqeyを導入する以前は、社用車の管理をどのように行っていましたか?
「社用車の運行記録や点検記録は、紙で管理していました。各車両に記録簿を準備し、利用者が記入する形式です。月ごとに記録簿を回収し、管理部でまとめてファイリングするという、非常にアナログな管理方法でした。」
紙の運行記録表を定期的に収集して、集計などを行っていたのですか?
「実際のところ、保管はしていたものの、大きな事故などがない限り、記録を見直すことはほとんどありませんでした。過去の記録を確認するのは、例えば車に傷があった場合に『その日に誰が乗っていたのか』を調べ、状況の確認をするためです。
ただし、何かトラブルが発生した場合にはリアルタイムで報告が行われ、次の利用者が傷ついたままの車を使うことは避けていました。そのため、記録を見る機会はあまりなく、必要になったときに参照できるようにしておくだけの状態でした。」
アルコールチェックはどのように実施していましたか?
「アルコールチェックについては、検知器による確認が法律によって義務化されたため、市販のアルコール検知器を購入し各社用車に搭載しました。利用者が乗車時にチェックを行い、その数値を紙に記入する形式で運用していました。」
社用車の予約についてはいかがでしたか?
「予約については、無料の会議室の予約システムを活用し、会議室と同様に車両も予約をして使っていました。予約が完了したら、指定の時間に所定の場所で鍵を受け取り、車を使用するという運用です。」
↑Bqey導入前に活用されていた紙の運行記録表
コンプライアンス強化と手間削減を叶えるためクラウドサービスを検討
社用車の管理において、どのような課題を抱えていましたか?
「コンプライアンスの観点から、社用車の利用状況をリアルタイムに把握できていない点が課題でした。
Bqeyを導入する以前は月に1度、管理部が紙の運行記録表を一括で回収し、不備がないかチェックする運用を行っていました。しかし、この方法は都度確認ができなかったため、理想的ではありませんでした。例えば、記録の記入漏れや数値が不明瞭だったときに、実際のデータが分からなくなるといった問題が発生することがありました。
また、社用車の利用者にとっては、紙の運行記録表への記入はかなり手間がかかっていたのではないかと想像しています。
そこで、紙の記録をペーパーレス化し、利用状況をリアルタイムで把握できるようにするために、クラウドサービスで管理することを検討し始めました。」
アルコールチェックに関して、何か課題などはありましたか?
「アルコールチェックは、検知器での確認・記録が法律で義務化される以前は、アルコールの数値ではなく運転の可否だけを管理していました。その後、法改正が行われ、数値を記録する必要が出てきました。営業や技術担当者など社用車の利用者の負担が増えたため、それが課題となりました。
また、早朝と夜間に営業や技術担当者がメンテナンスに行く際など、何か疑問や問題が発生した場合、それが事後報告になることが多かったと思います。業務上の深刻な問題があれば、管理職が携帯電話を持っているので、夜間でも対応していたかと思います。しかし大きな問題でない場合は、対応が翌朝になることがあり、そこにタイムラグが生じていました。コンプライアンスの観点からも、是正すべき課題でした。」
必要な機能が網羅されており、使いやすく、理想的な料金体系だったことがBqey導入の決め手
Bqeyを知ったきっかけを教えてください。
「インターネットでリサーチし、いくつかのサイトの口コミなどを参考にしました。Bqeyのこともその時に知り、4~5社ほどにコンタクトを取って、各社からオンラインや対面での簡単な説明を受け、料金や内容を比較しました。」
他社のツールとも比較検討されたということですが、Bqeyを導入する決め手となったのは、どのようなポイントでしたか?
「必要な機能が網羅されていて、使いやすく理想的な料金体系だったことが、Bqeyを導入した決め手です。
新しいシステムが導入されても使いこなせなければ意味がないので、シンプルで使いやすいものを選びました。当社は社員にスマートフォンを貸与しており、使い慣れていることから、スマホのアプリのように直感的に操作できる点が良かったです。
また、料金体系も大きな決め手でした。当社では車両の台数は少ないものの、20名ほどの社員が共有して使っています。他社のサービスでは割高になってしまったため、Bqeyの方がコスト的に適していました。」
導入にあたって稟議を通す際、経営層から反対意見や指摘などはありましたか?
「当社の経営層には、クラウドサービス全般に対する若干の拒否反応があり『クラウドで大丈夫なのか?』といった懸念がありました。しかし、プレゼンテーションで『コンプライアンスの向上や紙の記録をペーパーレス化できる』『利用者の手間が増えているという課題を解決できる』『他の業務でも紙からクラウドサービスへ移行している』などと説得することで納得してもらい、導入に至りました。Bqeyに対する拒否反応ではなく、クラウドサービス全般に対する懸念があったということです。」
↑PCの画面もシンプルでわかりやすい
事前説明会で利用者の疑問を払拭し、スムーズに本運用へ移行
Bqeyを導入する際、利用者の反応はどのようなものでしたか?
「利用者に対して説明会を開きましたが、その場で特に反対の声もなく、比較的スムーズに受け入れられたと思います。必要最低限の項目だけを簡単に入力できるようにカスタマイズし『必須の部分だけで良い』と理解してもらいました。
カスタマイズ機能に満足しているお客様は多いです。Beqyはスムーズに利用できるようになりましたか?
Bqeyのカスタマーサクセス担当の方のサポートがあり、細かい質問にもお答えいただきました。その回答を受けて、社員も『大丈夫そうだ』と感じたようです。
また、Bqeyを試験的に使用し、もし問題があれば他のサービスも改めて検討すると周知しました。しかし、特に問題があるという連絡はなかったため、使い勝手が良いと判断しBqeyの継続を決定しました。
↑管理画面から入力項目をカスタマイズすることが可能
運行記録の確認がPCで簡単にできるように!
Bqeyを導入したことで、御社が抱えていた悩みや課題はどのように改善されましたか?
「トラブルが発生した際などに記録を見直したいときにも、運行記録を紙で確認する必要がなく、PCから簡単に閲覧できるようになりました。現在、社用車の利用状況の集計などはまだ行っていませんが、今後すぐに対応できる状況です。」
アルコールチェックの手間は削減されましたか?
「これまで使用していた検知器を引き続き使っていますが、Bqeyでリアルタイムに入力できるようになったので手間が減りました。紙にメモするのではなく、その場でアルコールチェックの結果をスマホで記録する形に変わり、効率化につながったと思います。」
※専用のアルコール検知器をご利用いただくと、測定結果が手入力でなく自動的に反映されます。そのため、記録の正確さが担保されることによるコンプライアンス強化や、手入力の手間を削減することができます。
↑アルコールチェックの結果をスマホで楽々入力
リクエストした機能が実装され、さらにBqeyが便利に!
Bqey導入前に想定していなかった効果はありましたか?
「24年5月頃のアップデートで、予約者だけでなく同乗者のアルコールチェック記録も同じ運行記録に残すことのできる機能が追加されました。この機能については、導入時に当社からもリクエストしていました。
当社では出張時に社用車を利用する際、社員がペアで行くことが多く、行きはAさんが運転し、帰りはBさんが運転するというケースがよくあるため、実装されてとても助かっています。
今後、アップデートでさらに便利な機能が追加されるのであれば、ぜひ教えていただきたいです。
また、他社がどのような社用車の管理をしているかについては、まだ知らない部分が多いのでぜひ参考にしたいです。例えば、より手間がかからない方法や、他社で有効活用している事例があればご紹介してほしいです」と広塚様は締めくくりました。
Bqey導入企業様を対象とした、アップデート情報や活用事例をご紹介するウェビナーを毎月開催しており、リアルタイムで皆様からの質問にもお答えしています。今後も、Bqey導入企業様にとって有益な情報を提供できるよう努めます。
↑予約時に簡単に同乗者の登録をすることができる
社名 | カルピジャーニ・ジャパン株式会社 |
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事業内容 | アイスクリーム、ソフトクリーム、デザート機器の輸入販売、およびメンテナンス |
URL | https://www.carpigiani.com/jp |