車両のライフサイクルに関わる業務やコストを最適化し、適切なモビリティ環境を提供する「フリートマネジメントサービス」。
車両リースのリーディングカンパニーである三菱オートリースでは、時代の一歩先を行くフリートマネジメントサービスの開発に取り組んでいます。そんな中にあって、社内の社用車管理の課題に着目し、「Bqey」のデジタルキーで解決できないか、と検討し導入に至りました。
- 社用車は部署単位で管理していた為、車両が足りない場合でも他部署の車両を利用しづらくレンタカーを借りるという事例が発生していた
- 適正な車両台数を把握できていなかった
- 価格、アプリの使いやすさ、導入までのスピード感がいい
- 社用車の管理方法を統一化できる
- 車両の予約・鍵の管理・解施錠・運行記録を一つのアプリで実現できる
- 設置工事が必要ない
- 車両管理のペーパーレス化を進めDX推進へ
- 社内シェアリングの実現による社用車の台数削減
- フリートマネジメントサービスの商品力向上
価格・アプリの使いやすさ・デジタルキーの反応速度などが決め手に
鍵の管理と予約がアプリで完了し、日報のペーパーレス化にも成功
60台の社用車を有する三菱オートリースでは、予約と鍵の管理は各部署と総務担当者が行っています。
各部署に社用車が割り当てられそれぞれで管理を行っていましたが、部署内で社用車が足りない場合は、レンタカーを利用している状況でした。他部署で使っていない車があるものの、鍵の管理方法が各部署で違うため貸し借りがスムーズにできなかったことが原因でした。無駄を省くための策として東海理化の「Bqey」を使い、スムーズな社内シェアリングを行うほか、同じような課題を抱えているお客様のために三菱オートリースの新しいフリートマネジメントサービスとして活用したいと考え、導入に至りました。
導入の決め手として
- スペックに対しての価格設定に納得
- 導入、運用までのスピードが早い
- アプリが安定しているからスマートフォンで扱いやすい
- アプリとデバイスの反応速度が良い
- 設置工事が不要
アプリのエラーが起きにくい安定性、使用の度のID入力をしなくていい、そういったストレスがなく利用できる操作性を重視されての判断だったといいます。
「Bqey」の導入前と後での変化についてお伺いしました
「Bqeyを利用することで、全部署の予約方法や鍵の管理が統一でき、気軽に他部署の車を使えるようになりました。車両の空き状況を一括管理することで効率よく使われるようになり、レンタカーを不必要に借りる無駄もなくなりドライバーもストレスなく社用車を使えるようになりました。導入前は、鍵は、共有のキャビネットに保管し、管理台帳に持ち出しと返却を手書きで記入。日常点検や運行日報も紙でのやりとり。そして、車両管理の担当者が1ヶ月分をまとめて総務部へ渡す、という流れでした」
紙でのやりとりでは何がストレスだったでしょうか
「記録漏れがあった時が大変で、他の予約システムから誰がいつ使ったのかを調査して追記するため時間が取られます。部署から提出された資料はファイリングして保管していました。そこが効率化・ペーパーレス化されることで、DXが進みました」
鍵の管理と予約がスマートフォンのアプリ一つでできることは大きなメリットとなっているそうです。
会社に新しいサービスを提案し実現することが環境・次世代ソリューション開発部の役割
お話いただいた石ヶ原さんは、新しいサービスを開発する「環境・次世代ソリューション開発部」にいらっしゃいます。
「Bqey」の導入まで社内の関係部署にどのようなアプローチを行ったかプロセスをお伺いしました
「まず、総務部門に社内での課題を解決できる、こういったサービスがあるので、自社サービスとして展開することを前提にして、社用車に活用してみませんか、というアプローチから始まりました。承認後に予算を含めて検討し、最終決裁者である代表が決定をするという流れでした」
実際に使用するのは主に営業の方のため、検証段階で実際に試してもらいドライバー目線での意見や評価を集約し参考にしたそうです。
「導入した直後は、使い方に慣れていない一部のドライバーから消極的な意見もありましたが、一度使ってみると操作も簡単で、スマホ一つで操作できることにメリットを感じてもらうことが多いです。導入当初の障壁を乗り越えると、手放せなくなる便利なサービスです」
多くの社用車を保有する企業の社用車管理では、コストについても大きな課題となっています
「Bqeyで管理した予約や鍵の解施錠のログデータを活用して、1ヶ月の稼働率を集計しました。予約していながら使ってない日もあったり、効率的に利用できているとは言い切れない状況でした。各部署が所有する4台のうち日によっては1台で足りていたり。Bqeyの導入により、社内のシェアリングが進み、その部門における社用車を約15%減らすことで社用車の維持費用を削減する事ができました」
社内の社用車でBqeyの便利さを検証してお客様へのサービスにつなげる
三菱オートリースは、自社の社用車でBqeyを導入し検証した後、お客様へのサービスに発展させています。
「これまでのフリートマネジメントの考え方に拘らず、時代の流れを先取りしたサービスが、お客様の最適なモビリティ環境の実現につながると考えていました。車両管理のDX化、効率化できる東海理化の『Bqey』は、付加価値の高いフリートマネジメントサービスを実現するためのカギとなっています。また、鍵のために会社にわざわざ戻るという手間や鍵を物理的に管理すること、紙で行っていた日常点検や運行日報などをまとめられるサービスを提案できれば、お客様の課題解決にもつながり有意義なサービスになると思っています」
三菱オートリースでは、社内でBqeyを導入しDX化を進め、現場で得られた確かな手応えを大切に、お客様に「新しいフリートマネジメントサービスの世界観」を伝えていくことを目指しています。
社名 | 三菱オートリース 株式会社 |
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事業内容 | 自動車に係るリース・メンテナンス等の総合ソリューションサービス業 |
URL | https://www.mitsubishi-autolease.com/ |