株式会社フォーバルは、「情報通信」「海外」「環境」「人材・教育」「起業・事業承継」の5分野に特化した、次世代経営コンサルティングを行っている企業です。
ビジネスフォンやOA機器、セキュリティーシステムなどの卸売販売を行う事業からスタートした企業ですが、近年では中小・小規模企業に対しDX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)の実現を伴走型で支援しています。
社用車を効率よく簡単に管理できるツールを探していた同社では、既に導入済みのシステムでは実現できなかった一元管理ができるBqeyに注目しました。
「Bqeyを導入することでその目的が達成できた」と話す株式会社フォーバル 管理本部総務部総務課の課長である野澤秀輔様に話をお伺いしました。
- 運転日報や日常点検の記録内容を把握できず指導ができない
- 運転日報や日常点検の記録媒体や記録方法が部門ごとにバラバラ
- スマートフォンアプリだけでなくWebブラウザからも利用できる
- 運転日報、日常点検、アルコールチェックの記録などを一括管理できる
- 管理画面のUI(User Interface:ユーザーインターフェイス)の使い勝手が良かった
- 社用車を取り巻く社員全員の生産性の向上
社用車に関するデータの一元管理化で生産性が向上
社用車を適正管理するために、運転日報や日常点検記録などを一元化したい
フォーバルでは、1990年代前半頃から営業用車両だけでなくグループ会社の工事用車両も含めて約100台以上の社用車を利用していました。しかし車両事故などの発生による企業のレピュテーションリスク(ネガティブ情報リスク)を避ける観点から、2018年頃から余剰車両を整理し、社用車の台数最適化を行うようになりました。
「当時から利用していた車両管理システムで、社用車の台数を最適化。DXも駆使して営業用車両を半分以下まで減らし、台数最適化を図るようになりました」と野澤氏は話します。
社用車の台数最適化は実現しましたが、既存の車両管理システムで活用できていたのは主に車両の動態管理です。
社用車の利用に関する運転日報や日常点検などの記録の運用・管理には、まだまだ改善の余地がありました。
それらの運用・管理は各事業所や各部門まかせだったため、管理方法もExcelやWeb上での記録など、拠点によってバラバラ。
統一したフォーマットがなかったため、総務部で一元管理ができず、社用車の安全運転管理に関するデータはリアルタイムに見られる状態ではありませんでした。
また、2022年4月1日より施行された改正道路交通法施行規則にある「アルコールチェックを確認した内容を記録し、その記録を1年間保存すること」にも対応して、社用車に関するデータを各部門任せではなく、確実・適切に保存していく必要も生じていたのです。
スマートフォンアプリ、Webブラウザ上どちらでも使えるBqeyが最適
このような状況の中で、展示会に出展していたBqeyに注目をしました。
「既存システムは、動態管理以外は思ったような結果を得ることができませんでした。Bqeyは既存システムとは観点が異なり、社用車の日常業務がアプリ1つで完結できることがわかりました。そこで目的達成に向けBqey導入へと動いたのです」
同社では、社用車を利用するドライバーは限定していません。社用スマートフォンを持っていないドライバーも社用車を利用することがあります。
その点から、スマートフォンアプリだけでなく、Webブラウザ上からでも使えるBqeyは最適でした。
またBqeyは、社用車を管理する側の総務部にとっても最適なシステムでした。
「Bqeyの管理者画面で車両の使用状況や各種の記録がリアルタイムで反映され、一元管理できるところが総務部にとって大きなメリットでしたね。リアルタイムに状況が確認できるということは、記録が未提出だったり記録に未記入項目があったりするドライバーがいたとしても、すぐその場で指導できるということですから。また当社は、社用車の車両数以上にドライバー数が多いため、運転者ID数課金だと割高になります。その点、Bqeyは車両単位課金のために余計な費用がかからないことも採用の決め手となりました」
Bqeyを採用した理由は他にもありました。他社製品と比較して管理画面UIの使い勝手が良かったことです。
また、他社製品よりもアップデートが早く、カスタマイズ性が向上していくことにも注目をしました。
管理者、ドライバー共に生産性の向上を実現
フォーバルがBqeyを導入し、稼働をスタートしたのは2022年12月のことです。
導入に際しては、管理者、ドライバーともに数件程度の使用方法の問い合わせはありましたが、導入に対するネガティブな声は一切ありませんでした。
むしろ「Bqeyは優れたシステムだ」「社用車管理の問題が一気に解決した」「スマートフォン用に表示されているので見やすくて使いやすい」「入力が簡単」など称賛の声が多くありました。
特に、社用車の利用状況がリアルタイムで把握できるようになったことで、ドライバーからは高く評価する声が多く上がっています。
「Bqeyというシステムに対して、まったく悪い評価は聞こえてきません。社用車を利用する際に必要な入力の手間が減って楽になり、各拠点では生産性が向上しています。総務部としても運転日報、日常点検、アルコールチェックの記録などがリアルタイムに一元管理できるようになったことで、生産性が向上しているといえます」
Bqeyを導入してから日が浅いため、少数ですが入力ミスや不備が生じることもあります。
これまでは入力内容をリアルタイムに把握できなかったためそのようなミスに対してドライバーに指導はできませんでしたが、Bqeyの導入により、総務部からすぐに指導ができるようになっています。
GXやカーボンニュートラルに取り組んでいるフォーバルとしては、温室効果ガスの排出量を減らしていくために、今後は社用車のEV(Electric Vehicle:電気自動車)化を考えています。
このEV社用車に対してもBqeyで管理していくことで、社用車管理のDX化をさらに進めていくことができるでしょう。
社名 | 株式会社フォーバル |
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事業内容 | 情報通信コンサルティング・経営コンサルティング |
URL | https://www.forval.co.jp/ |