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2022.12.28

社用車の稼働率とは?稼働率の見える化で無駄なコストを削減する方法

新型コロナウイルスの影響で移動機械が減り、社用車の減車を検討した企業様も多いのではないでしょうか。車両の稼働状況が見える化できれば「どの地域の車をどれくらい減らせば良いのか」が明確になり、効率的に社用車を稼働させることができます。
そこで今回は稼働率を見える化する方法をお伝えします。

社用車の稼働率とは?

稼働率とは、設備や人の生産能力・活動に対してどれだけ生産(成果)できたかを示す指標のことを指します。
一般家庭の車の稼働率は年間およそ4.8%と、走っているよりも駐車場で待機している時間のほうが長いと言われています。土日以外はずっと車庫で眠っているということも多いのではないでしょうか。

しかし、一般企業の場合は社用車は成果に結びつけるための設備投資です。
投資した以上の売り上げが出ているかどうかにおいて、稼働率は重要なポイントです。

一人一台はもったいない!社用車にかかる固定費

外回りが中心の営業活動の企業などでは、1人1台の社用車は必要不可欠のように思われるかもしれません。
しかし、社用車の維持費には年間およそ40万円ほどかかります。(社用車の車種や利用頻度により異なります)

<社用車にかかる維持費例>

  • リース料金などの車両代
  • 駐車場費用
  • 保険料
  • メンテナンス料
  • 自動車税
  • ガソリン費用 など
現在はオンラインでの打ち合わせが一般化したことで外出機会が減り、1台当たりの稼働率が低くなっていることがあります。
専有車両を共有車にしたりレンタカーやカーシェアを利用するなど、使われていない車両を削減することで、車両コストを大きく削減することができます。

稼働率を見える化する主な目的

稼働率を見える化するには、日々データを収集し分析する必要があります。
少し手間に思うかもしれませんが、必要台数が分かれば経費を削減できたり管理する車両の台数を減らすことができるなど、経費削減や業務の効率化にも効果があります。
①社用車管理費(維持費)を削減できる

上記でも記載した通り、社用車の維持費には1台あたり年間40万円ほどの費用が発生します。
使用していなかったとしても税金や車検費用は発生してしまうため、「持っている」だけで費用が無駄にかかってしまっている場合も。
稼働率の低い車を洗い出すことで、こうした無駄な費用を削減することができます。

※社用車の管理費用に関しては、以下のコラムで詳細に記載しています。
こちらもご一読ください。
「社用車はリースと購入どっちがお得?気になる費用について」

②働き方の最適化

稼働率の高い車を特定することで、模範的な業務活動を見える化することができます。
例えば営業活動の場合、稼働率が高い車両(従業員)ということはそれだけお客様のもとへ商談へ伺っているということに繋がります。
訪問数と契約数の相関関係が分かれば、模範的な営業活動の行動基準を数値化することができます。反対に、行動量はあるのに数字に繋がっていないということが分かれば、訪問数ではなく商談内容を見直すべきという課題を見つけることができます。

稼働率の計算方法

社用車の稼働率は、以下の計算式で導き出すことができます。

稼働率(%)=実働時間÷期間中の総業務時間×100

たとえば、1か月の実働時間が25時間で、期間中の総業務時間を176時間(22日×8時間)とすると稼働率は14%となり、1日平均1時間20分以下しか稼働していないということになります。

しかし実働時間を出すためには、ドライバーに乗車時間を都度報告してもらう必要があります。
報告や集計には手間がかかり、手入力の場合は報告漏れで正しく集計できない場合もあります。
実働時間を正確に集計する際は、乗車時間を自動でデータ化してくれる車両管理システムの導入が便利です。
車両管理システムに関しては下記にて記載いたします。

運送業や配送業などの場合

運送業や配送業といった、「商品や荷物、人物をA地点からB地点へ車で移動させる仕事」の場合は、B地点へ移動が完了した時点で成果になる業種です。
走った分だけ売り上げに繋がるため、この業界の稼働率はおよそ70%前後と言われています。

車両稼働率以外にも、「時間内にどれくらい運べたか」という走行距離に対する成果の割合も重要になるため、基準に満たない場合は効率的な配送ルートの見直しや、積み荷の積み方などの検討が必要です。

営業やサービス業などの場合

営業やサービス業の場合は、車を走らせれば走らせるほど成果が出るとは限りません。
しかし、熱心に訪問したり接客サービスのために車両を活用することで成果に繋がることも考えられるため企業によって「適切な稼働率」は異なるかと思います。

そこで、まずは平均的な稼働率とトップ層との稼働率を比較し、車両にかかるコストとの相関関係を数値化して目標数値を設定しましょう。

その際に、ドライバーが何のために車両を使っていたのかも記録するとより精度の高い目標値を設定することができます。

車両管理システムなら簡単にデータ化できる

車両管理システムとは、企業の社用車を一括管理できるシステムです。
導入することで車両の予約状況や鍵の管理、アルコールチェックや運転日報の取りまとめといった通常煩雑になりがちな車両管理業務を効率的に運用できるようになります。
車両管理システムでは主に以下のような機能があります。

  • 物理鍵の不要化(デジタルキー利用など)
  • 予約管理機能
  • アルコールチェック報告機能
  • 日報、日常点検報告機能

その他にも、走行ルートや運転履歴が残る動態管理機能が付いたものなど車両管理システムの種類は多岐に渡ります。
これらのシステムで得た情報は、稼働率の見える化以外にも安全運転の推進などに活用することができるため、車両を業務に利用している多くの企業で導入されています。
しかし、機能が多ければ多いほど初期費用やランニングコストで経費を圧迫してしまう可能性もあるため自社に必要な機能の見極めが大切です。

※社用車の管理システムに関しては以下で詳細に記載しています。
こちらもご一読ください。
参考:「社用車の管理はシステムで効率化!種類を知って適切に社用車の管理を【2022年版】」

 

稼働率の見える化なら「Bqey」にお任せ

東海理化が提供する車両管理システム「Bqey(ビーキー)」は、車両の予約・日常点検・運転日報を一元管理できるシステムです。
今まで紙に記入していた日報や、アルコールチェックも合わせてクラウドで管理することでDX化を実現。
最先端技術のデジタルキー(QEY box_キーボックス)で物理鍵の受け渡しが不要になり、車両の予約から施錠・解錠までお手持ちのスマートフォンですべて完結します。
初期費用不要、工事不要の手軽さで、車両メーカー問わず、リース車両にも簡単に導入できます。

また、デジタルキーの利用履歴を活用し、正確な実働時間を集約することができます。
車両の予約時間で稼働率を計算することもできますが、予約されていても実際は使われていなかったり、
少し長めに予約していたりと、実際の乗車時間と予約時間では乖離が大きい場合があります。
その点デジタルキーでは利用履歴を元に稼働率を集計しているため、正確な数値で見える化することができます。
さらに、実働時間は自動でグラフ化される仕様となっており毎回集計作業をする必要がありません。

今後はBqeyとアルコール検知器を連携しアルコール検査の結果が問題ない場合に限り、車のドアの解錠やエンジン始動が可能になるなど、飲酒運転撲滅に向けた機能を鋭意開発中でございます。

まずは、お気軽にお問い合わせ下さい。

資料請求はこちらから!
https://www.bqey.com/document/