三菱マテリアルグループ唯一の商社として、非鉄金属製品や産業資材、機械設備など多岐にわたる商材をグローバルに展開する三菱マテリアルトレーディング株式会社。同社では、複数のツールに管理が分散していたことで運用が属人化しており、これらを一元管理できる仕組みを模索していました。
また、会社方針として「安全」を最重視する中、特に飲酒運転防止を徹底するための対策も求められていました。
一元管理と厳格な安全対策。市場にはどちらか一方に強みを持つシステムが多い中、双方の要望を高いレベルで満たすシステムとして選ばれたのがBqeyでした。
- 車両管理に関するツールがOutlook・紙・Word・Excelと分散し、業務が属人化・煩雑化していた
- 運転手当支給のために、紙の日誌から手計算で走行距離を集計する作業が大きな負担だった
- 経営層から飲酒運転を未然に防ぐ『工学的仕掛け』の導入を求められ、対応が急務だった
- 車両情報の一元管理と、飲酒運転の物理的な防止を同時に叶えられる点
- 提供される機能やもたらされる効果に対して、コストパフォーマンスが非常に優れていた点
- 比較検討する必要がないほど、自社の抱えるニーズにスピーディかつ的確にフィットした点
- 運転日誌や免許証管理等のペーパーレス化を達成できた
- データを自社RPAに流し込むことで、毎月手作業で行っていた走行距離の集計業務をわずか10分程度まで短縮できた
- アルコールチェックの結果がOKでないと車に乗れない仕組みにより、実施忘れがなくなり確実な運用が定着した
分散していたツールと、属人化したアナログ管理による運用負荷が課題に
Bqey導入前、社用車管理においてどのような課題を感じていましたか?
当時は、車両管理に関するさまざまな情報を、複数のツールを使って個別に管理していました。具体的には、車両予約はOutlookのスケジュール機能で行い、運転日誌やアルコールチェックの記録は車内に設置した紙へ手書きで記入していました。また、運転者の免許証管理は、Wordの指定様式に入力したものを印刷・押印し、PDF化して総務へ提出。さらに、社有車のリース契約情報はExcelの台帳で管理している状況でした。
特に運転日誌については、月末に各拠点から回収していたため、未記入があっても「誰が記入を忘れているのか」をリアルタイムで把握することが難しく、運用面で課題を感じていました。
こうした業務が属人化していることにも危機感を覚えており、グループ内で情報を共有しながら、よりスマートに一元管理できる仕組みの必要性を感じていました。そこで私自身が展示会へ足を運び、1〜2年前から情報収集を進めていました。
トップダウンの「飲酒運転防止」というミッション。ニーズに完璧に合致したBqeyとの出会い
Bqeyの導入検討を本格化させたきっかけは何だったのでしょうか?
一番のきっかけは、経営トップによる「安全重視」の方針でした。現社長の就任以来、日々の社用車運用における交通事故リスク、なかでも社会的に重大な事故につながりかねない飲酒運転への対策強化が急務であるという方針が、経営層、部長らが集まる会議の場でトップダウンにより示されたのです。
実際、会社の年度目標にも、飲酒運転防止に向けた『工学的仕掛け』による対策の導入方針がすでに盛り込まれていました。社長からも、「アルコールチェックをクリアしなければ車両を始動できないような、飲酒運転を物理的に防止できる仕組みはないか」といったアイデアが出ていたほどです。
しかし、展示会で2〜3社ほど話を聞いた段階では、分散している車両管理ツールを一元化できるシステムは見つかったものの、飲酒運転を物理的に防止できる機能まで備えたものは見当たりませんでした。どこから情報収集を始めればよいのか、悩んでいたのを覚えています。
そんな中、ある役員が以前から東海理化さんの飲酒運転防止機能を認識しており、「まずは話を聞いてみてほしい」と情報収集の指示がありました。そこから、Bqeyの検討が本格的に始まりました。
比較検討の際、評価されたポイントや懸念点などはありますか?
Bqeyの情報を調べたところ、「デジタルキーを活用し、アルコールチェックをクリアしないと車に乗れない(解錠できない)」という、まさに私たちが求めていた厳重な管理ができる仕組みだと分かりました。また、車両管理、運転者管理、アルコールチェックが一元化できるというニーズに100%合致していたため、他社と比較する必要もなく、スピーディに導入へと舵を切りました。
社用車管理システムの予算をあらかじめ組んでいなかったため、最初は社内でコスト感に対する懸念もありましたが、提供される機能に対してコストパフォーマンスが非常に優れており、最終的には全く問題ありませんでした。稟議の際も、飲酒運転防止の仕組みに加え、ペーパーレス化や業務効率化といった多面的なメリットをしっかりと説明できたことで、社内の納得を得ることができました。
RPAとの連携で事務負荷を劇的に削減。社員の安全意識にもポジティブな変化が
導入後、業務や社内の意識にはどのような変化がありましたか?
期待していたペーパーレス化が実現し、紙の日報やWordでの免許証管理はすべて廃止されました。
特に大きかった効果は、事務作業の負担が激減したことです。これまでは、毎月支給する運転手当のために、事務担当者が電卓を叩き、紙の運転日誌から従業員ごとの月間走行距離をいちいち抽出して計算・報告していました。毎日同じ車両を使用するとは限らないため、車両ごとに管理された日誌から従業員単位で集計する作業は、非常に手間のかかるものでした。
これがBqey導入後は、システムから集約したデータをダウンロードし、自社のRPA(Robotic Process Automation)に流し込むだけで、自社フォーマットに合わせた走行距離が10〜15分程度で自動出力できるようになり、劇的な業務効率化を達成しています。
また、アルコールチェックや運転日報の未記入率が数値として可視化されたことも大きな変化です。アルコールチェックの結果がOKでないと車のキーが解錠されない仕組み(=デジタルキーによる制御)を実装したことで、経営層から強く求められていた『飲酒運転を未然に防ぐ工学的仕掛け』をまさに理想的な形で社内に導入することができました。
これにより、アルコールチェックの実施忘れや、確認を怠ったまま出庫してしまうリスクがなくなりました。さらに、紙の時代と違って「誰が、いつ記入を忘れたか」がリアルタイムに数値として明確に把握できるため、システム導入によって社員側の「しっかり記録をつけよう」という安全への当事者意識も非常に高まりました。
心配していた現場の反発もほとんどありませんでした。テスト運用を通じて事前に懸念を払拭できていたことに加え、アプリ操作に慣れている若手社員が、システムが苦手なシニア層や同僚へ自発的に使い方を教えてくれるなど、社員の助けもあったことで非常にスムーズに浸透していきました。
圧倒的な使いやすさと、管理者を支え続けるCSの「伴走支援」が使い続けたい理由
Bqeyを使い続けたい一番の理由について教えてください
アプリ画面の使いやすさは大前提としてありますが、何よりもCS(カスタマーサクセス)の皆様による手厚いサポート面が最大の理由です。
ユーザー側では、初期のテスト段階で軽微な質問があった程度で、大きなトラブルはありませんでした。一方、管理者側では初めてのシステム構築だったこともあり、初期設定の進め方に不安を感じていました。しかし、その際にはわかりやすい管理者向けマニュアルをご提供いただいただけでなく、CS担当者のきめ細やかなサポートにより、不明点をすべて解消していただきました。
導入後も、管理者からの細かな質問に対して、迅速かつ的確に対応いただける体制が整っています。特に、回答のスピードと質の高さには非常に満足しており、その安心感から継続して利用できています。
今後は、同乗者が多い場合の管理など、さらなる機能アップデートに期待しつつ、部署や上司との連携も強化しながら、フォローが必要な社員への迅速な注意喚起を行い、より徹底した安全運転管理を目指していきたいと考えています。
バラバラだった車両管理業務の一元化を実現されたこと、そして飲酒運転防止対策に対して、システムによる『工学的仕掛け』をもって「自信を持って徹底できている」と言える体制を構築されたこと。その両面でBqeyがお役に立てたことを、大変光栄に思います。貴重なお話をありがとうございました。
Bqeyなら、「ガバナンス強化」と「社用車運用のDX」を両立
三菱マテリアルトレーディング様のように、車両の管理方法がOutlook、紙、Excel、Wordと分散し、属人化や月ごとの集計業務に頭を悩ませている企業様は少なくありません。また、コンプライアンス遵守を「現場の意識」だけに頼る運用にはリスクが伴います。
Bqeyは、アルコールチェックとデジタルキーを連動させる確実な仕組みと、散らばった情報の一元化、そして導入から定着までを徹底的に支えるCSの伴走サポートで、企業のガバナンス強化とDXの実現を両立させます。
| 社名 | 三菱マテリアルトレーディング株式会社 |
|---|---|
| 事業内容 | 三菱マテリアルトレーディングの事業領域は、金属材料や電子材料、建設資材、産業機器、環境・リサイクル分野など多岐にわたります。三菱マテリアルグループ唯一の商社として、幅広い製品とサービスを提供し、日本のものづくりと循環型社会の発展を支えています。 |
| URL | https://www.mmtc.co.jp/ |