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2023.06.21

【最新技術】デジタルキーとは|仕組みや使い方、活用例を紹介!

近年は、スマートフォンを利用した便利なサービスが多数登場しています。デジタルキーも、スマートフォンを活用した便利なアイテムのひとつです。

 

しかしながら、

・デジタルキーとはどのようなものなのか
・デジタルキーをどのように使えば良いのか
・デジタルキーで何ができて、どのように便利になるのか

など、不明に思われている方は多いでしょう。

 

そこで、本記事では、デジタルキーの「特徴」や「仕組み」、「便利な使い方」などについて詳しく解説します。

スマホが車の鍵になる!
社用車の鍵管理を効率化できる 「デジタルキー」とは?

社用車の鍵管理は、貸出・返却や紛失時の対応など労力のかかる業務です。

「デジタルキー」を利用すればスマートフォンで車の施錠・解錠ができるため、鍵の受け渡し不要!鍵を持ち歩かなくて済むので、紛失リスクも低減できます。

そんなデジタルキーについて、わかりやすく解説した資料をご用意しました。

  • デジタルキーで出来ること
  • 3つのメリット
  • 利用開始までの流れ

デジタルキーについて詳しく知りたい方は、是非こちらの資料をダウンロードしてください。

 

デジタルキーとは

デジタルキーとは、従来の物理的な鍵を使わず、スマートフォンなどを活用して車の施錠や解錠を行うシステムです。2016年にトヨタ自動車と東海理化がスマートキーボックス(SKB)というデバイスを共同開発し、アメリカや日本で実証実験を行ったのが、国内初の事例です。

 

トヨタ自動車はこのデジタルキーの技術を、国内でカーシェアリングサービス「TOYOTA SHARE」、無人レンタカーサービス「チョクノリ!」(※現在は両サービスを統合し「TOYOTA SHARE」となりました)をスタートさせました。

 

一方、デジタルキーを共同開発した東海理化では、デジタルキーの技術を活かし、社用車管理システム「Bqey(ビーキー)」や、レンタカーをもっと便利に、スピーディーにする新しいサービス「Uqey(ユーキー)」を展開しています。

デジタルキーの概要

デジタルキーを用いると、物理的な鍵を使う必要がなくなり、スマートフォンで施錠や解錠ができるようになります。クラウド上で鍵を管理することで他者によるアクセスを拒否でき、オーナーを識別することができるので、優れた防犯性能を発揮します。

 

また、スマートフォンに鍵の機能を付与する時間を設定できるので、設定時間が過ぎると鍵の機能が消失します。この特性は様々なサービスに活かすことができ、デジタルキー技術はMaaSやスマートシティを支える重要な要素として位置づけることができるでしょう。

 

デジタルキーには、以下のような特徴があります。

  • スマートフォンで施錠・解錠ができる
  • 合鍵を作らなくても必要なときすぐに鍵が入手でき、複数の利用者でシェアできる
  • 利用時間などの制限設定によって一次的な鍵として利用できる
  • 複製されにくく、万が一スマートフォンを紛失した場合でも、遠隔操作ですぐに鍵を使えなくすることができる

デジタルキーの誕生によって、スマートフォンひとつでカーシェアやモビリティサービスを簡単に利用することができるようになりました。デジタルキーは、便利で安全な次世代の鍵として注目されています。

スマートキーとの違い

スマートキーとは、鍵穴を必要とせず、車に近づくまたは触れるだけで操作できる鍵のことで、電子キーと呼ばれることもあります。

 

スマートキーを利用したシステムは、「スマートエントリー&スタートシステム」と呼ばれ、ドアの施錠・解錠だけでなく、エンジンの始動・停止などの操作も行うことができます。車種によって違いはありますが、基本的にスマートキーは所持した状態で車に近づくことで使用できるので、カバンやポケットから取り出す必要がありません。

 

一方、デジタルキーはスマートフォンで操作を行うため、物理的な鍵を持ち歩くことすら不要となります。

デジタルキーの仕組み

デジタルキーは提供元によって仕組みが異なります。ここでは、一部の仕組みをご紹介します。

 

①NFC(近距離無線通信規格)を使った仕組み

NFC(Near Field Communication)とは、近距離無線通信規格の一つです。簡単に言い換えると、NFCが搭載された機器同士かざすことで周辺機器と通信できる技術のことです。身近なところだと、交通系ICカード(Suicaなど)で使われています。交通系ICカードは改札にカードをかざすだけで、チャージしたお金が自動的に引き落とされます。また、一部のクレジットカードにもNFCが搭載されており、決済端末にかざすだけで支払いができます。

 

このNFCの技術は、デジタルキーでも活用されています。例えば、2020年7月から導入された「BMWデジタルキー」では、iPhoneのNFCを使用しています。この仕組みによって、ドアノブにiPhoneを近づけると、施錠・解錠ができます。

 

②Bluetoothを使った仕組み

Bluetoothは既にご存知の方も多いかもしれません。極超短波である2.4GHz帯域を使い、近距離のデジタルデバイス同士をワイヤレスで接続することができます。スマートフォンに標準的に搭載されており、世界標準規格であるため汎用性も高いです。Bluetoothが使われている身近な例だと、ワイヤレスイヤホンが挙げられます。スマートフォンとイヤホンを事前にペアリングすることで、コードなしでイヤホンから音楽を聞いたり通話したりすることができます。

 

Bluetoothを活用したデジタルキーとしては、社用車管理においてデジタルキー機能を搭載している「Bqey(ビーキー)」やトヨタが提供するデジタルキーがあります。

 

③インターネットを使った仕組み

インターネットを活用したデジタルキーもあります。Hondaが提供するデジタルキーは一部の車種に対してインターネットを使っているようです。インターネットの場合は、スマホが圏外になると使用できないので、注意が必要です。

 

一般的な使い方

デジタルキーは、車体そのものに機能が組み込まれている場合と、デバイスを設置することで後付けで使用できる場合があります。

 

どちらの場合であっても、スマートフォンにアプリをダウンロードし、アプリから操作するタイプが多いようです。初めて使用する場合には、車体やデバイスとスマートフォンを結びつける設定が必要な場合があり、一度設定するとその後はすぐにアプリから操作できるようになります。

日常生活での活用例

デジタルキーを活用した場合、日常生活の中でどのような利便性があるのか、シチュエーション別にご紹介します。

個人が所有する車

デジタルキーなら物理的な鍵を持ち歩く必要がなく、スマートフォンで施錠・解錠ができるので、鍵を紛失するリスクを低減することができます。

また、スマートフォンはカバンや服のポケットのようにすぐに取り出せる場所にしまっていることが多いですが、車の鍵は頻繁に使わないため、カバンの奥の方にしまっている方も多いと思います。デジタルキーであれば、毎回カバンの中から鍵を探し出す手間がなくなります。

 

また、家族や友人などと車で出かける場合には、合鍵を作らなくても複数人が鍵の権限を持つことができます。そのため、出先で一部の人が先に車に戻って休憩したい場合、鍵の持ち主が戻らなくてもスマートフォンを使って車を解錠することができます。ドライブ中のメンバー同士の連絡や待ち合わせの手間が減り、より快適に楽しめるでしょう。

社用車

デジタルキーを利用することで、社用車に関する以下のような課題を解決することができます。

 
  • 車を新たに導入する場合や紛失するたびに合鍵を作る必要がある
  • スタッフ間の鍵の受け渡しが必要なためオフィスに立ち寄る必要がある
  • 誰がどの車を使用しているかわからない
 

スマートフォンが鍵代わりになるため、物理的な鍵を持ち歩く必要がなくなり、紛失リスクを低減することができます。

鍵を新たに作り直す必要もなければ、鍵を受け取るために管理部署に立ち寄る必要もないため、管理部署とドライバー双方の手間を削減できます。

また、最初に従業員の情報を登録することで、デジタルキーの権限を持っている人を確認することができ、リアルタイムで誰がどの車を使用しているかがわかります。

レンタカー・カーシェア

従来のレンタカー・カーシェアサービスでは、鍵の受け渡しをする際に人手が必要でした。しかし、デジタルキーを利用することで、物理的な鍵の受け渡しが不要となるため、人件費を削減することが可能になりました。利用者にとっても、受付に寄る必要がなくなることは時間短縮になり、大きなメリットです。

 

また、物理的な鍵を持たないため、利用者が鍵を紛失するというリスクもなくなります。デジタルキーの導入は、レンタカー・カーシェアサービスにおいて重要な進化だと言えるでしょう。

メリット・デメリット

ここからは、デジタルキーを活用するメリットとデメリットを解説します。

メリット

デジタルキーを活用することによって得られるメリットは以下のとおりです。

 
  • 複数人で鍵を共有できる
  • 対面での鍵の受け渡しが不要
  • 鍵を使える人や時間をコントロールできる
  • 鍵をなくすリスクがない
 

上記のようなメリットがあるため、合鍵を作る手間や鍵の受け渡しのために行ったり来たりする必要がなくなります。

スマートフォンに与える鍵の権限をコントロールできるため、乗ろうと思ったらすでに他の人が使っていた・・・というような困りごとも解消できます。

また、外出先で鍵の所有者が戻るまで車内に入れない、鍵をなくして車が使えないなどのトラブルが防止できます。

デメリット

デジタルキーの活用によりさまざまなメリットが得られる一方で、以下のようなデメリットもあります。

 
  • スマートフォンの充電が切れると使えない
  • システムメンテナンスなどによって一時的にサービスが停止している場合は使えない
  • 電波状態(強いノイズや電波が発生する)によっては正常に動作しないことがある
  • スマートフォンが金属製のものに覆われていたり接していたりすると動作しないことがある
 

スマートフォンの充電切れに関しては、デジタルキーに限らず、スマートフォンを活用したサービスに共通することではありますが、対策としてモバイルバッテリーや車内で充電するための充電コードを常備しておくようにしましょう。最近は車にもUSBポートがついていたり、シガーソケットから充電できたりするため、スマートフォンの電池残量が低下してきたらすぐに充電するよう心がけましょう。

おすすめのデジタルキーと対応車種一覧

こちらでは、おすすめのデジタルキーのメーカーと対応車種をご紹介します。

個人が所有する車

トヨタ(レクサス含む)、Honda、BMWなどはデジタルキーを導入しています。また、後付けで利用できるサービスもあるので、対応車種であれば利用することが可能です。

自動車メーカー・

デジタルキーメーカー

サービス名 対応車種
トヨタ T-Connect T-Connect対応車種一覧
Honda Honda Total Care プレミアム ZR-V、ヴェゼル、フィット、シビック、ステップワゴンなど
BMW BMWデジタル・キー/BMWデジタル・キー・プラス

2020年7月以降に生産された以下の車両

1、2、 1、2、3、4、5、6、7、8、X5、X6、X7、X5M、X6M、iX、iX3、i7

ジェービエス株式会社 THE CUP 対応・非対応キータイプ一覧

 

社用車

個人が所有する車だけでなく、社用車にもデジタルキーを活用することができます。デジタルキー機能が搭載された社用車管理システムを活用すると、様々な課題を解決することができます。社用車を所有している場合、企業の責任として社用車の管理を行わなくてはなりませんが、その際にデジタルキーが非常に便利です。

 

しかしながら、デジタルキー機能が搭載された社用車管理システムはまだあまり市場に出回っていません。その中で、デジタルキー機能を搭載した社用車管理システムとして注目されているのが、弊社が提供する「Bqey(ビーキー)」です。「Bqey」のデジタルキー機能を活用することででできることは以下のとおりです。

「Bqey」のデジタルキーでできること

  • スマホが車の鍵になるので、管理部署での物理的な鍵の受け渡しが不要になる
  • 車両予約と鍵の権限を紐づけることで、車両の予約・管理を徹底できる
  • アルコールチェックで基準値を超えた場合にはデジタルキーを利用できなくすることで、飲酒運転防止を徹底できる
  • 鍵をなくすリスクを低減することができる
  • 土日などの休日は予約できないように設定することで、社用車の私的利用を防止することができる
  • デジタルキーの操作ログを自動集計し車の稼働状況を正確に把握することで、車両台数を最適化することができる

「Bqey」のデジタルキー活用方法については以下の動画で分かりやすく説明しています。ぜひご覧ください。

【Bqey】デジタルキーが変える社用車管理 Full ver.(約5分)

【Bqey】デジタルキーが変える社用車管理 Short ver.(約1分)

 

デジタルキーは車両工事が必要な場合も多いですが、「Bqey」は「QEY box」というデバイスを車内に置くだけですぐに使用できるので、車への初期工事が不要です。

スイッチ式の鍵の車であれば、ほとんどの車種に対応しています(具体的な車種はお問合せください)。

また、車両管理システムについて知りたい方は、以下の記事で詳しくご紹介しています。各社の機能なども比較できるようにまとめていますので、合わせてご覧ください。
参考記事:【2023】車両管理システム比較14選|選び方や機能を徹底解説

まとめ

デジタルキーとは、従来の物理的な鍵を使わず、スマートフォンなどを活用して車の施錠や解錠を行うシステムです。仕組みは提供されるサービスによって異なりますが、NFCやBluetooth、インターネットなどが使用されています。

 

デジタルキーは車体に工事が施されているものもありますが、後付けで使用できるものもあります。また、個人で所有する車だけでなく、社用車の管理に特化したサービスもあります。デジタルキーには様々なメリットがあるため、対応車種を確認した上で取り入れてみても良いかもしれません。

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